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【雑記】遊びながら帰る。

学ランの中学生がノースフェイスの黒い大きなバックパックを背負っているのを見て
「なんか虫みたいだな」と思った。

スタイリッシュな小さめのリュックを背負うビジネスマンも、違う種類の虫の様です。
カメムシみたい。

ド派手なコートを着た、マダムも虫のようで
面白くなってしまった。
蛾ですね。

楽しみはこんな所にも、転がっている。

直接伝えてしまえば、ものすごく嫌な顔をされるか、ビンタでもされそうですが
こうやって楽しんでしまう。

仕事柄、動かない事が多いので、体が丸くなってきた

これもまた、さながら虫の様です。
ゲンゴロウほど愛嬌はない。

交差点を大量の人が進むのを蟻の行列に見立てたり
フードを深々と被った人はコオロギ。
背が高く、細い人はナナフシで
市民プールに浮かぶ人々はアメンボ。

幼虫の様な電車に乗って、ビルという蟻塚に人は吸い込まれ、ムカデの足でタスクをこなし、蝉のように死んだりする人がいる。

蜂のような人に攻撃され、気がついたら団子のようにされ、狭い穴につっこまれる。
連休にはカゲロウの様に群れ、バッタの大群のようにあたりを貪り尽くす。

蝶の様にはばたきたいと思いながらも、ミミズの様に地を這いずり回り、ゴキブリの様にしぶといが弱い。

珍しいものは針で板に打たれ、緑のカゴにいれられたり、強い物によって闘わされたりする。

この虫達の機能を集めたかのような人間は
何をするにも動機が必要で
夢や目標、嫌われないとか、個性とか、世の中とか理念とか、家族や友達や他人、学習、歴史と暇や自殺だの

本当に難儀です。
虫はすごい、自分なんてないのだから。
それなのに自然を回している
動機もなく
考えない
神様が作ったのは、まず間違いなく人間ではない。

人間は虫が作ったんじゃないかな。

理由もなく。

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