『二人一組になってください』感想
ミステリーカーニバルvol.3で好きな作家の木爾チレンさんにサインをもらえたからその感想。
元々、木爾さんの作品は『みんな蛍を殺したかった』と『神様に愛されていた』の2作品を読んだことがあり、参加した。
『みんな蛍を殺したかった』も『神様に愛されていた』も好みだったためこの本、(最新作である『二人一組になってください』を)買い、サイン会に参加することにした。
感想
率直に一番最初に感じたのは 恐怖 だった。
俺がこのゲームに巻き込まれたら、参加せざるを得ない状況であったならきっと、最初に死んでる、きっとそうだ。
俺の中にある気持ちとしては誰かが死んでも別にいい、ただ周りの人が死ななければいい。とかそんなものだから、俺は迷わず死を選ぶのだろう。
生きるとか死ぬとか俺にはどうでも良くて、ただ楽になりたい。
そう考える俺はきっと親不孝者なんだろう。
この本を読むことで俺は自分に生きる価値があるのか、俺が生きたところで俺の家族ぐらいしかメリットがない。そう思うようになった。だが、俺がこんなにネガティブ思考なのはこの本、『二人一組になってください』を読んでからというわけでもない、ただ考える時間が増えたというだけだ。
この本を読む人へ
自分に生きるだけの価値があるのか、自分はどうしたら生き残れるのか、そう頭を悩ませながらこの本を読んでみてほしい。