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上手くポジティブにならなくてもいい
■ネガティブとポジティブを整合する
今回は、無理にポジティブにはならなくていいんじゃないか。
という、考えを解説させていただきます。
「皆さん、ポジティブになりましょう。」
「ネガティブは良くないから、ポジティブになろう。」
という言葉が、最近よく溢れている。
というか、よく耳にする言葉だと思います。
ポジティブになれば良い、もちろんその通り。
ネガティブは、悪いものという認識になり、
思い通りにならないから、ポジティブにしようと思い込んでしまう
でも皆さん、そこにはジレンマが生じてしまう。
うまくポジティブにいかないという方々が、多い。
大半かな、と思います。
「ネガティブは悪者だ。
ネガティブは良くない。」
と、引き離そうとする。
「排除しよう。」
しかし、ポジティブになろうって言われても、なかなか出来ない。
私が考えるのは、ネガティブもポジティブも共存している。
「共存している世界。」
「共同体」
として、捉えています。
だから、同じ世界にいるものだから、ネガティブから、ポジティブにどんどんなっていこう。
ネガティブは、悪者だってという感覚は、薄い。
ネガティブは、それ自体、実はちょっといいこと、大切なこともあったりするんじゃないか、ということをお伝えします。
先日、腰痛を抱えている方、クライアントがいました。
「腰が痛いんですよね」って、毎回言っている。
この前は、特に痛みが増しちゃって、どうにもならないんだっていうことでした。
レントゲンを取りに行って、画像には映らず、
結局、「ぎっくり腰ですよ」っていう診断でした。
■痛みに対する考え方
腰痛に対して、痛みっていうのが、とてもネガティブに働いてしまうキーワードです。
痛い、痛み、これはもうネガティブになる。
そもそもが、イヤな言葉じゃないですか。
それを痛みを失くして、ポジティブにしていこう、方向に向かう。
痛くないようにしよう。
痛みを忘れよう。
痛みを変えようっという、事に向かわせる。
ここで、痛くないように動こうっていう風に、思考マインドを、変えていく。
変容を伴う。
痛くないようにしよう、ではなくて。
痛くないように動いてみようっていう。
思考のマインドを、整える。
ここで、「痛み」というキーワードを、紐解いていきます。
■痛みの作用
「痛み」は、2種類ある。
①体に出てくる生理的な痛み
②痛みにおける心理的な痛み
が存在します。
この2つ、体にできる痛みっていうのは、その痛みっていうのは確かにネガティブなんだけど。
でも全部が悪いかっていうとなんかそうではない
良い痛みもある。
良い痛みもあると捉える。
発想が変わる。
痛みは、悪いシグナルです。
もちろんそれは、骨に異常があったりとか、神経に異常があったりすると、病院へ行く。
何か本当に骨格的に悪いものがあったり、骨折してたりとか、神経圧迫してるという診断になる。
レントゲン見てもらったが、病理学的に障害を持つっていう話なんですけど実は腰の痛み
腰痛は、20%くらいは病理的な痛みはあるけど、
残りの80%って実は現れない、顕在化されない痛みなんですよね。
だからレントゲンには映らない、痛みがあるんです。
ぎっくり腰っていうのも、その一部。
痛みがそれ自体は悪いんだけど、良い痛みもある。
それは身体の反応です。
■生理的反応と防御反応
火傷したら熱いよね、手引っ込みますよね。
車に引かれそうだったら避けますよねっていう、もともと人が備わっている身体的な生理的な反応なんです。
要は、防御反応って言われる脊髄反射のレベルです。
もともと人間に備わっている、生存していくために必要なもの。
実はそれは良い痛みであり
良いシグナルなんです。
そう捉えると、良い、悪いは、全部共存している。
全てが痛みが悪いっていうわけではないと、気付かされる。
身体的には捉えられる。
■痛みと心理的な関係
心理的な痛み。
痛みを悪く捉えていかないほうがいい。
痛いから、悪い方向に持っていってしまう。
癖だったり、マインドっていうのが存在します。
痛みは癖ものだ。
痛みとして決めつけてしまったり。
痛みを何とか排除しようとして、
薬を出してもらって鎮痛薬で、何とかコントロールしようとする。
そうすると、どんどん使わなくなっていく。
動かなくなってしまう。
disuseと言って、廃用という。
何もしない方向に行ってしまいます。
そうすると負のスパイラルが働いて、さらに悪化していく。
そういった思い込みが、固定してしまう。
それとは反対に捉える。
もう少し良いマインド、癖っていうのも存在する。
痛みはあるけども、身体が教えてくれるもの。
このくらいだったら、すこし動いてもいいと思える。
欠点として、捉えていくことは、外れる。
脳は、もともと備わっている脳は無意識のうちに、どんどん悪い方向に向かう
悪い方向に引き寄せられるように、コントロールされていってしまう。
だから悪い方向に思い込みを固定せずに、身体が少しでも痛みがあるけど、動けるっていうことにする。
少し癖を、少し生かすような方向へ。
欠点でもあるけども、欠点ではない。
ポジティブに考える、のではなくて、
ネガティブな要素も捉えながら向き合っていくっていう考え。
思考っていうのが、気持ちを楽にしてくれる。
無理にポジティブに何とかしよう痛みを変えようっていう風に思わなくても良い。
痛みながら、このようにちょっと動いていこうっていうネガティブな要素もありながら、そこに囚われて悪い方向にはいかない。
ネガティブな部分ではあるが、少しでも動かせていけるっていうのは、ある意味、痛みと自身の負のスパイラルにいかず。
負の要素もありながら、ポジティブな感情のバランス的に整えていけるような気持ち、マインドです。
■ポジティブとネガティブは表裏一体である
感情や気持ちを、ポジティブにいこうと決めつけず、無理に向かわせない。
少しでも気持ちを楽になるような、ネガティブを持ちながらでも動けるようにする。
ポジティブとネガティブを、整えられるような気持ちで向かい合っていく。同じ共存した状態を捉える。
気持ちを楽に。
ポジティブにならなくても良い。
最後までご覧くださり、ありがとうございます。
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