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自分の核となるもの




幼少期から学生時代


私は幼少期からイラストを描くのが好きであった。
最初は身の回りにある物から描き始め、人物を描くのが日課となった。アニメや漫画も大好きで小学生になってからも自宅で過ごす時間は無我夢中で何かしらを描いていたと思う。

外遊びも好きで鬼ごっこや砂遊びなど近所の友人たちとよく遊んでいた。

私の両親は共働きということもあって、お留守番をしているときなどよくお絵描きをして遊んでいた。

お留守番が得意であった。幼少期に友人とお絵描きをしていた記憶はあまりないが、中学生になってからはお絵描き好きの趣味がある人には手紙と絵を描いて交流を深め楽しんでいた。
スポーツも好きでだったので、バドミントンやバスケットボール、バレーボールなど球技もやるようになり、学生時代は大いに青春をスポーツを楽しんでいた一面がある。
自分の中で美術部に入る選択はなかった。
美術全般は好きであったが、そのときはスポーツをしたい欲が強かった。
あと、お絵描きに関しては、自宅で趣味で楽しむものと思っていた。
美術の時間は勉強と思わないほど好きであった。学校のコンクールなどに選ばれ、川崎駅に展示されたり、学校の文集のイラストを描いたり、広報委員会として定期的に新聞を好き勝手に制作して楽しんでいた。
当時、あまり絡みのないギャルに呼び出され、学校のカバンにイラストを描いてと頼まれて、戸惑いながらも引き受けたりした。今思えばあのカバンは校則違反な気がしまーす。

社会人からの経験


美術系は好きだが、美術とは関係ない仕事を選び、気付けば社会人経験が10年以上となった。
その間にイラストを学びに渋谷まで通ったり、国内や海外の美術館に足を運び、今思うと経験値を少しでも上げたいと感覚的に思っていたのかもしれない。
六本木で展示されたときは鑑賞しに行き、やっぱりその時間は貴重で楽しい時間というのを認識した時期であったと思う。

人生のターニングポイント


そして、今後も仕事を続けると思って過ごしていた。
人生のターニングポイントは突然だった。

色々あって体調不良で休職し、退職し絶望した。
人生のどん底を味わってしまう。

いつかこの話も掲載できるくらいに心を回復させたい。


自分には何もないと思った。


不調で頭がぐるぐるとして気持ち悪かった。
気力も体力もなくなったと思った時期であった。 
ここまでの落ち込み方は今までしなかったと思う。

いつか死んでしまうなら、イラストを描きたいと心が叫びだした。

本当に自分が求めていること
当時は物欲は全くなかった。今もあまりない。

まずは、メモの切れ端からイラストを描き始めた。

初めてSNSのイラストサイトに投稿し始め、イラストを通じて、海外の方と知り合い、こんな世界があるんだと知った。

頭がぐるぐるとして気持ち悪いのも、作品を描くことで、薄くなっていった。
このドロドロとぐちゃぐちゃした気持ちを吐き出したかった。

"この感覚なんだろう"

段々、投稿してるだけだとリアル感が物足りなさを感じ始め、イベントの存在を知って、参加するようになった。
参加を決めたのも、身近な家族やSNSで応援してくれる方々の存在が大きかった。
SNSで出会った方々は、そこまで重くは受け止めてはいないと思う。
社交辞令だとしても自分にとってはありがたい存在だった。主にフォロワーさんたちのおかげで新しいことに挑戦できたと思う。今でも感謝しています。

リアルイベントでの出会い


今では定期的に同人誌やグッズ制作をしてイベントに参加するようになった。

気付いたら人生が激変したのだ。

イベントでは素敵な出会いもあって刺激的だった。
色々な作家さんや作品があってイベント当日は興奮してあまり寝られなくなった。
YouTubeやイラストサイトで見ていた方に直接お会い出来るという素敵な時間。
ご本人から作品を手に取れる貴重な体験。
私の好きで描いた作品を手に取ってもらえるという感動的なことが人生で起こるなんて考えていなかった。

同人誌(電子版)の告知後、購入してくださる方がいるなんて、嬉しくて夜中に目が覚めた。
今まで体験したことのない嬉しさと感動で高熱が出てしまったかと思うほど全身が熱くなってしまった。

あ、まだこんなに熱く没頭できることがあったんだ!

と再認識!
同時にこの気持ち忘れていたなと再認識!

幼少期に夢見たイラストを描いて過ごすことが、今では日常となったのだ。

信じられない。

正直、社会人で働いていたときほどのお金にはならないし、扱う案件は比較にならないほどではある。
興味のない方にとっては、何も刺さらない話かもしれない。
嬉しさが数百倍違うことに気付けた。


今後について


イラスト関係なく、共通点があるとするならば、人生何が起こるか予想できないと思う。
私は良くも悪くも大きなターニングポイントが同時にきた人生だと思う。このまま良い方向に進むようにころころと楽しく転がっていきたい。

辛い時、できることからやろう。
気付いたら困難から抜け出し、突破していることがあるよ。

まとめ


幼少期からの好きなことについて、大人になってどん底状態のときにやっと思い出して、夢中で追いかけてきた。
完璧ではないけれど、漫画のルールやデジタルイラストの使い方を学べたと思う。
それは嫌々じゃなくて心から学びたいと思えた。
頑張ってやる学びとも思っていない。
真っ暗に見えていた世界からカラフルな世界に変わった瞬間である。
今の活動ができるだけで幸せだと思える。

空をゆっくり眺める時間ができた。
雲の動きを観察できる心のゆとりができた。
植物に水をあげる気持ちが持てた。
やっと日常が動きだしたと思う。
この時間を大切に育てて、素朴な小さな花を咲かせたいと思う。(大きくないんかい!)

これまでの色々な出来事と向き合い、家族の理解があって、今の生活になりました。
私のことを支えてくれて、心から感謝しています。
あのときの絶望感から希望を持てるようになってきたと思います。
今後もよろしくお願いします。

お知らせ

一次創作(オリジナルオンリー)の作品の発表の場「自主制作漫画誌展示即売会」であるコミティアです!
漫画以外でもオリジナル作品であれば、小説などの販売ができます。
コミティアは全国各地で定期的に開催されており、入場の際はティアズマガジンを購入することになります。

最新版のティアズマガジン150の「コミティア149の前日、何してた?」明日の準備!に掲載されました。
選んでもらえて光栄です。
ありがとうございました!

サークル名「カミングアウト」

購入された方は、よろしければ、是非ご覧ください。


最後に


コミティア40周年記念と150回を記念してイラストを描いてみました。
創作漫画「一期一会」の主人公になります。


お祝いイラスト

11月17日(日)開催のコミティア150「40周年記念企画コーナー」で、当日参加も可能な「お祝いメッセージ」企画に「ア」の欄として参加しました。
こちらはXでご覧になれます。

当日パパッと描いたものが投稿されるとは思わず、想像していなかった未来になりました!

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