虫の世界は、虫にお任せ
無農薬でバラを育てていれば、いつのまにか庭は虫だらけの虫の王国で、
そこでは、虫たちの命を懸けたドラマが繰り広げられます。
今日の見出し写真はアシナガバチ、ときどき飛んでいますね。
写真の整理をしていると、以前の庭が出てきたり、強面のアシナガバチが登場したり・・・いろいろと思いだすことがありますね。
バラの枝に何度か巣を作ったアシナガバチ、巣が小さいうちに気が付けば、取り除くのは簡単です。
アシナガバチは小さな芋虫を団子にして、巣に運び、巣で待っているハチの子の餌にします。
小さな芋虫って・・・キアゲハベビーのこと? その通り・・・
以前、フェンネルに8匹のキアゲハベビーが育っていて、窓から大きくなっていく様子を見て、蝶になって飛び立っていって欲しいと思っていました。
アシナガバチが飛んでくれば、キアゲハベビーを見逃すはずはありませんよね。まずはフェンネル全体の様子を観察して、一旦はどこかに行き、すぐに戻って来て・・・
キアゲハベビーを1匹ずつ団子にして運んでいきました。キアゲハベビーも黄色い角を出して応戦していましたが敵うはずはありません。見ていられませんでしたね・・
しばらくして戻ってみると、5匹残っています。食べられたのは3匹だけ・・・良かった~
そうなのですよね。自然界では、必要なことだけを、必要な量だけを取るのです。余計なことはしませんね。「足る」を知っています。それが自然の摂理なのでしょう。
里山の小径で、子ダヌキ数匹が転がるように出てきて、驚いたことがあり、こんなにたくさんの子ダヌキが里山にいることに驚きましたよ。あの子ダヌキが全部育ったら、里山はタヌキだらけになるところです。
キジのママが、小さなキジを引き連れて歩いているのを見たことがあり、私の畑でも子供のキジが遊んでいて、私の姿が見えると慌てて集団で飛び立っていきます。飛び立つといっても低空飛行ですよ。子供のキジはたまに見かけますが、里山のキジの数は増えているとは思えません。
見えないところで何か調整されているのかもしれませんね。
あのキアゲハベビーのように・・・
何がどのようにして調整しているかは、見当もつきませんが・・・
それが自然の摂理であると・・・
アシナガバチはキアゲハベビー8匹全部をやっつけません。
5匹残しました。食べたのは必要な量だけです。
人間ならばどうするでしょう・・・残すでしょうか・・・
恐々シャッターを押しました・・・アシナガバチの写真、ぶれていますね。