何かを掴むには何かを手放す

何かを掴むには、
何かを手放す必要がある。


何をするかよりも、
何をしないかを決めることが大事。



そういう言葉を、
耳にしたことがある。




確かに、全てを握りしめていたら、
その両手が塞がったままじゃ、
何かを掴むことはできない。



することを決めるより、
やらないと事を決めることで、
本当に必要なことに時間を使えるようになる。




つまりは、優先順位を決めて、
大切なもの、今重要でないことは
手放して、
不必要な行動を減らすことにより、
決めたことに集中する必要があるのだ。




今の自分にとっての最優先事項は、
目指す仕事で
収入を得られるようになることだろう。


ところがどうだ。
目指す道、ゴールを決めてから1ヶ月以上経っているが、
まだ0→1の実績すら作れていない状況である。


アクションが少ない、
覚悟が足りない、
どこかで逃げている、
自分を信じきれていない、
現状に甘んじている、

…そんな自分の弱さが頭をよぎる。


そして思うのだ。
私は、ちゃんと決断ができていない…と。



何を掴みたいのか、
そのために何を断つのか、

そこが曖昧なのだ。



人生を変えるためには、
自由な人生にするためにはそのぶん、
そのための道のりにおいて、
不自由な思いもしなければならない。


良いとこ取りはできないのに、
不自由な思いをすることなく、自由を手に入れたい
と思ってしまう自分がいる。


時間もほしい、
お金も欲しい、
自由も欲しい、

でも、
欲しいものを掴みたかったら、
欲しく無いものも、一緒に受け取らなくてはならない。




それが私にとっては、

一時的に収入が無いことだったり、

家事を最低限にして家族に迷惑をかけることだったり、

付き合う人を変えることだったり、　

遊びに使う時間が無いこと
だったりする。




収入が無いのは不安だ。

今までの職歴を活かして就職すれば、
毎月、生活を維持できるくらいの収入を得ることができるのに…

そう思って、過去の、現状最適の自分に引きづられそうになる。




家事も手抜きだから、

もっと丁寧に時間をかけて食事を作らないと家族に悪いな…

と罪悪感に襲われる。





今付き合いのあるのは、
キャリアコーチングの受講生仲間や、コーチが中心。
昔からの友人や、前の職場の同僚などとは殆ど接点がない。

寂しい気もするが、環境が大事。
自分と同じように、現状の外側にゴールを置いて成長し続けている人達に囲まれていることが、
コンフォートゾーンに引きづり戻されないために、
大事なことだからだ。





理想世界に向かって、
決めているルーティーンや、アクションがあるから、
ダラダラ過ごす時間、遊びに行くのに使える時間はほぼ無い。







そう思うと、
理想世界を掴むために
手放しているものも結構有るような気がするのだが、

思い当たるところで、
ひとつ、
手放せていないものがある。




それは、趣味（音楽）だ。

これは、制限をする事なく、
以前と同様に、同じくらいのペースで続けている。


仕事の実績を作れるようになるまでは、
それを手放す、やらない
と決めることが、
私に必要な決断なのかもしれない。


だけど、
これを制限したら、
メンタルが駄目になりそうなのだ。


音楽は、書くことに共通するところがある。

それは、表現すること。



表現すること、
それは、自分の中で、大事な欲求のひとつ。


だから、今は、
これを辞めて、書くことだけに集中することは
出来ない。
そんな自分がいる。



だけど、本当は、

書く事で、実績を作れなかったり、
収入が得られなければ、
音楽をやめる


そのくらいの覚悟がいるというか、
言い方を変えれば、
代償として、掴みたい未来と同等レベルのペナルティーを課すことが必要なのかもしれない。


そうでないと、
ヒリヒリしないし、
どこかで自分に甘えてしまって、
真剣になりきらないような気もする。






日々、色々と考えさせられる。

不安だし、怖い。

アクションしつつも、
現実はなかなか変わらないから、
先が見えないことで、
不安も増強する。


でも、後戻りはしないと決めたから、
怖いながらも進む。

じっとしていたら、恐怖に押し潰されそうだけど、
行動していれば、少しでも不安は打ち消されるから。


人生変えるって、
楽ではないな。


でも、進むしかない。
やる。