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苦しかった時こそ想い出
今日は、我が家のプライベートなお話し。
昨日の朝、中学生の息子が、
「脚が痛い」と言って起きてきた。
右脚の太ももが痛くて、
階段をやっとの思いで下りてきたと言う。
確かに、あきらかに歩きかたが不自然で、ずいぶん痛そうな様子だった。
でも、
普段なら、そんなに驚かない…
というか、
そのうち良くなるだろう…
くらいにしか思わないような、
スポーツをやってる子供には良くありそうな
日常の一場面である。
でも今回は事情が違う。
なぜかって??
その翌日が、ずいぶん前から出場の決まっている、
駅伝大会の本番だったからだ。
この日のために、
夏休み前から練習に励んできた。
市内の中学校同士が競い合う、
毎年この時期の、学校あげての大イベント。
一昨日には、
全校生徒が集まり、盛大な壮行会も行われたそうだ。
それなのに、
本番前日になって脚が痛い
って
どういうことだ…。
誰よりも
本人が一番不安だっただろうけど、
突然、
“まさか、出場できないの⁈”
という現実を突きつけられた私の心も、曇り空。
ふと窓外に目をやれば、
まるでその心を写し出すかのように、
やっぱり外も
シトシトと雨模様だ。
状況が状況なだけに、
さすがに焦っている息子は、
「登校前に、脚を診てもらいに連れて行ってほしい」
と言う。
息子の心情を思うと、
「医者は放課後にして。」と言うわけにも行かず、
学校に遅刻の連絡を入れた。
脚を見てみると、
どうも関節ではなく、
筋肉の部分を痛がっているので、
急遽、スポーツ傷害を得意としていると耳にしたことがある、
とある鍼灸接骨院へかかることにした。
診てもらった結果は、
肉離れ。
応急処置として、
電気治療やテーピングをしてもらって帰ってきたが、
回復には1週間くらいかかりそうだ。
致しかたなく、本番の駅伝メンバーからは外してもらい、
補欠のランナーにお願いするかたちとなった。
そして迎えた今日。
駅伝の市大会。
息子は応援のみ参加するため、
朝早くから出かけて行った。
自転車には何とか乗れるらしい。
参加メンバーの健闘を祈るばかりだ。
このあと、2週間後には、
本駅伝大会の、地区大会(市大会よりりも、参加する中学の範囲が広域となる。)が行われる。
それまでに、脚の痛みを回復させて、
何とかコンディションを整え、
その時こそは、
これまでの努力を最大限に発揮しながら、最高のタスキが繋がるよう
願うばかりだ。
今回の子どものことだけに限らず、
人生には、
本当に色んなことが起こる。
小さなことから
大きなことまで。
それも、
思いも寄らぬタイミングで。
そしてその時は、
何で今⁈
何でこんなことが⁈
って、
あまりの嫌さ加減に、受けとり拒否をしてしまう。
でも、大半のことは、
心配したほどでもなかったり、
意外と乗り越えられたり、
大事に至らず過ぎ去っていったりするものだ。
そして、
マイナスの出来事ほど、
あとになってから、
笑い話や想い出話になるから不思議だ。
我が家の息子も、
そんな想い出話を色々作ってくれた。
小学校の卒業式の前日にコロナに感染し、卒業式当日に出られなかったり、
習い事の発表会の数日前にインフルエンザに罹ったりとか…。
その時は大ショックだったが、
のちに
笑い話として、
今だに話題にあがっている。
きっと人間は、
楽しかったこと、
嬉しかったことよりも、
ショックだったこと、
苦労したこと、
失敗したときのことのほうが、
記憶として残りやすく、
そのことが自分の糧になっていることに、のちのち気づいていくのだと思う。
自らわざわざ
嫌な出来事を掴みにいくのはごめんだが、
そんな笑い話がたくさんできるのは、
あとあと、
自分の自信につながっていくような気もする。
あの時あんなことがあった、
それを思えば今のこの出来事は大したことじゃない
あの時乗り越えられたから、
今回だって大丈夫だ
そう思えたら、
自分の力になる。
わたしにも、この先、
色んなことが訪れるだろうけど、
大変な出来事や失敗ほど、
あとから面白いネタにして吹き飛ばせるように、
全てをプラスに変えていこうと思う。
息子よ、
今回は駅伝の断念、
ほんとに残念だったな。
復活後の次の大会は、
きっと最高のレースになる!
そしてその時は、
今回の肉離れを
一緒に笑い飛ばそう。
応援しているよ。