普通何年もかけて癌になるはずなのに1年で一歩手前まできた話
突然ですが、
みんな健康診断はまじで定期的に行ってほしい。
わたしは会社で年に一回健康診断を受けている。
総合評価はここ数年毎回"B"。
熱心に引きこもり適当な食事しかとっていないため、脂質のみならず筋肉まで足早にわたしの元から去って行き、BMIと脂質の項目で要経過観察のジャッジを頂いていた。
脂質に関しちゃ悪玉なんたらが標準に満たないがゆえなので、悪玉が少ない分には悪いことはないだろうと、例年そのままにしていた。
今年もまぁいつも通りでしょうと総合評価を見たらまさかの"D"……
……Dだと((((;゚Д゚)))))))?!?!
なんでだ。
何が起きた。
いくらなんでも悪すぎる。
まだ30代前半ぞ?!
なに、どこがだめなの、えっと……え、ふ、婦人科………?
え、これは怖い。婦人科の再検査はやばい気がする。
記述を見るとたった一言HSILと書いてあった。
全然わからん、頼むもうちょっと詳しく教えてくれ!!!と思った。
仕方ないから自分で0から調べた。
そもそも子宮頸がんになるまで、細胞が軽度異形成、中度異形成、高度異形成と変異していき、その次が子宮頸がんなのだそうだ。
(もっと細かく分かれてるっぽいけどざっくりはこの理解で合ってると思う。)
じゃあHSIL(ハイシル)とはなんなのか。
これは中度〜高度異形成の状態なのだという。
高度ならばつまり、子宮頸がん直前の状態。まじか。
そもそも調べると子宮頸がんに至るまでのそれぞれの段階は何ヶ月、数年かけて次の段階に進んでいく。
なので基本的に、わたしみたいに去年まで異常なしだったのに今年超スピードでHSILまでこぎつけるなんてことは普通ないのだ。
のんびり屋のわたしはせっかちなパートナーを日々散々イラつかせているが、よりによってこんなところでスピード感もって走り出してしまった。
アクセルの踏みどきを完全にミスってる。
ネットをひたすら読み漁りYouTubeでも体験談を調べまくった。
動画のコメント欄までめちゃくちゃ見た。
散々色んなサイトや動画を見たけど、ほんとに去年異常なしからあれよあれよと手術に至ったというコメントは一人だけだった。
散々見た中で一人ならわたしも平気やろ、という思いと、でも一人おるやん、という気持ちと半々だった。
一刻も早く検査したかったのだけど、
再検査しろ、とは書いてあるけどどんな検査をしろとは書いてなかった。
とりあえず近くの婦人科に電話して、子宮頸がん検診で再検査になったんですけどそちらでできますかと問うたら、コルポスコピーですかね?と逆に聞かれた。
こちらが聞きたい。
ネットに深くダイビングしてるときに、
コルポスコピーとかいう検査をやるのだろうと思ってはいたけど、何せ詳しいことは何も書いてない診断結果だったので、病院側が判断してくれるのかと思ったらそうでもなかった。
下調べしといてよかった。
自分の体のことは自分で理解する努力も必要だってことだ。
不安な状態は落ち着かないので一刻も早く検査してほしい気持ちだったが、生理終わってから10日以内がいいとのこと。
次の生理待ったら来月だし、
こんな爆速でここまできたんだから次の進行も早いのでは?!と不安で仕方なかったので、
12日経ってたらだめですか?!と聞いたら
受付のお姉さんは困っていた。
そりゃそうだ。
そんなすぐ進行するもんじゃないからというお姉さんの言葉を信じて、そわそわしながら1ヶ月後の検査日を待った。
コルポスコピーについてはまた後日書くとして、
そこから2週間後の今日、
結果としては軽度異形成とのことだった。
ただ、先生が見た感じはもうちょっと進行してるようにも見えたとのことで、またちゃちゃっと検査して、今度は何型のウィルスがいるのか調べるらしい。
3週間後にその結果を聞きに行って、3.4ヶ月後にまたコルポスコピー検査をして、ウィルスの型によっては中度になり次第手術だそうだ。
弱めの型だったら高度になるまで待つみたいだけど。
一旦、とにかくまだ子宮頸がんでないことがわかって安心した。
軽度の状態では薬もないし何もできない。
よっていつも通り頭空っぽにして過ごすしかないからひとまず忘れることにするけど、
1ヶ月間本当に怖かった。
これくらいの人は調べたらゴロゴロいるようだった。
わたしでも知ってる有名YouTuberも何人かその手術を受けてるくらい、困ったことにけっこうメジャーなようだ。
全然知らなかった。
いざなってみないと分からないことばっかりだ。
みんな忙しいだろうと思うけど、
しばらく行ってない人はどうか健康診断に行ってほしい。
子宮頸がん検診は地域で補助が出たり年によっては無料でできると思うから、本当に、行ってほしい。
何もないうちにワクチンを打ってほしい。
症状が出てからでは遅いから。
怖い思いをしないで済むように、
何ともないと思ってるうちに、ぜひ行ってね。