物理的距離を犠牲にしてでも得たいものは
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kemioの第二版『ウチらメンタル衛生きちんと守ってかないと普通に土還りそう』にこんな言葉が書かれてあった。
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『…だからより一層、NYにいることの意味を大事にするようになった。ここにいることで得られるものがないなら、絶対に日本に帰って家族と一緒にいるほうがいい。すぐに駆けつけられない距離にいるけど、それでも意味があるって思える生活を送らなきゃ。』
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彼は今NYに住んでいて、家族と離れて暮らしている。
彼は幼少期に父母を亡くし、祖父母に育てられた。
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kemioのギャルで言葉遣いが丁寧なところとか、前向きなところ、ぶっ飛んだおもしろさが好きだけど、
私がkemioに惹かれる1番の理由は、幼い頃に母を亡くし、祖母に育ててもらったというところで家庭環境が少し似ていると感じるからだと思う。
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私ももうあっという間に祖母と暮らす実家を出る。
自分の中で期限を設けていて、長くて3年自分で生活するつもりでいる。逆に3年以内にまた実家に戻ろうと思っている。
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3年ぐらいならもう出なくていいんじゃないか、と考えたこともある。
私にとっての3年は秒で過ぎるけど、高齢な祖母にとっては長い月日になるだろう。
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私が次に住むところも祖母に何かあったときにすぐ駆けつけられる距離ではない。
そんな状況で祖母に何かあったらどうしよう、という心配は無くならない。
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それでも、次のステップに進む自分が楽しみだと感じる。
初めて社会人としてお仕事して、自然に囲まれて過ごして、次のキャリアを考えたり、自分にとって幸せな生き方を探していくんだろうなと思う。
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正直、これを果たすために離れて暮らして修行する!みたいな明確なものはないけれど、
物理的距離を経たからこそ味わえる経験やレベルアップがそこにある気がする。
直感を信じてみる。
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そしてその経験が祖母や家族を支えられる力になればいいなとも思う。
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