金色の菊の花が舞う舞台。
こんにちは。JURIです。
先週から雨が続いて涼しい日々を過ごし、
今年の夏はなんだかあっという間だったな〜と感じました。
みなさんは今季をどうお過ごしですか?
さて、今朝の読売新聞の「編集手帳」には夏らしさを思い出させてくれるようなことが。
それは、線香花火についてでした。
このコラムを書かれている方が、庭先で線香花火をしていたとき、物理学者の寺田寅彦(てらだ・とらひこ)さんの随筆を思い出されたようです。
灼熱の火玉から松葉の光が散り、テンポを早めたあと、菊花のように放物線を描いて垂れ落ちていくー
(「備忘録」)
いかにも物理学者らしい筆致で描写している、と指摘されていました。
たしかに、この筆致は物理学者だからこその視点で、あの線香花火の美しさをこんなにも忠実に言葉で表現できるのは、この人ぐらいではないかと思いましたね。
菊花(きくか、きっか)ーそういえば最近どこかで目にしたことがあったような。
そうだ!台所でたしか…
そう、これです。
この怪しげに輝く金色の飲み物。
これは菊花茶。
乾燥させた食用の菊の花を使っています。
中国では漢方薬として親しまれているんだとか。
目に良い成分が含まれていて、またアロマ効果があり、脳をリラックスさせてくれます。
味はうーん、コーン茶のような感じでしょうか?
後味に結構クセが効いてきますね、、
こちらがその菊花。
お湯をそそぐとフワッと花びらが開いて、まるで開花の様子を早送りで見ているかのよう。
なかなか外に出ることができない今、こんな形でお花と接して癒やされるのもいいですね。
ぜひ、お家で試してみてください。
お盆に、線香花火に、そして茶の間にも。
今年の夏は菊の花にたくさんお世話になりました。
来年は、菊の花がもっと大きく輝けるような舞台に
立ち会うことができたらいいなぁ。
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