私が結婚生活で学んだ事3【問題解決編】
3月をまるまる静岡にいた私は、その年の夏も、また1か月ほど静岡に行た
定期的に長期で休養出来たおかげで、少しずつ私の鬱は良くなっていった
また春と秋は、母が逆に宮城に帰省してきたりして、数か月単位で母親と話すことが出来たり、その年にボロアパートから、今のアパートに引っ越してきたのも良かったのかも知れない
今は跡形も無く取り壊されたボロアパートは、日当たりが悪い上に風通しもほぼ無く、窓を全開にしていても常に無風で、エアコンすら取り付けられなかった。料理中に熱中症で倒れかけたこともある
ひょっとしたら、家の運気も最悪だったのかも知れない(^^;
もともと自分が体力がないのは重々わかっていたので、夫と話し合って
二人目の子供は最低でも4年は離す、と決めていた
娘がちょうど4歳になる年に、妊娠した。
が、心拍は確認出来たものの、妊娠9週で初期流産だった
稽留流産だったので、子宮を綺麗にするための手術を選択した
そしてちょうど1年後にもう一度妊娠したのだが、2度続けて初期流産だった
私は、計4回妊娠して、4回悪阻を経験したことになる
私の悪阻は、とにかく気持ち悪いのもあるが一番は眠い!ひたすら眠い!
眠くて何も出来ないので、食べているかトイレ以外は寝ているしかなった
その間、夫は仕事をしながら娘の面倒を見て、家事をせざる得なくて否応無く鍛えられた(笑
流産は私にとってもちろんショックな出来事だったが、それは夫も同じ気持ちだっただろう。それに加えて、一度目の手術は多分麻酔薬が体に合わず、術後も激しい吐き気に襲われて吐いていた
そこで初めて、夫は私が死ぬのかもしれないと思ったそうな。笑
妊娠が当たり前に継続しない事。頭ではわかっていても、いざ自分事となると重みが違ったらしい
その頃から少しずつ、鬱や、慢性頭痛、気象病などについて自分なりに調べるようにもなり、ようやく、私の虚弱体質がどれほどのもんか理解したようだった
実に、結婚から丸5年が経っていた
私達がそのあたりから、お互いに話し合って、納得する形を構築する際に決めたルールを箇条書きにする
・休日は土日のどちらかをそれぞれの「自由日」とする
・家事育児はシフト制を導入し、午前中と午後に分けて各自休憩をとれるようにする(主に私が朝担当で、夫が午後担当。私はその間昼寝するw)
・言いたいことは口に出して早めに直接伝える
・お互いを「今日も頑張ったね!」と労い合う
・子供の教育方針については随時情報共有して、お互いの認識を同一にしておく
・子供の行事には極力夫婦で出席する
・常に「自分の常識は他人の非常識」を念頭に話す
・疲れてきたらイライラする前に事前報告して適切に休む
・「言っても直らないシリーズ」はその都度、指摘しつつ諦める。笑
・無理して頑張らない!
これらは、紙に書いて契約みたいに交わしたわけでなく、生活しているうちにだんだんと定まってきたものの一部である
結婚当初、私が「疲れた」と言ったら「俺も疲れた」と愚痴を愚痴でかぶせてくるような夫が、いまや、掃除機をかけただけで「今日頑張ったじゃーん!」と褒め倒してくれる。笑
夫は私の体調やしんどさに理解が無かった一方で、私もまた自分の事しか考えていなかった
「お互いの自由時間」をきちんと確保することで、息抜きが出来る時間をそれぞれ作り、しんどくなった時は、相手を責める前にとっとと休む
もっとこうしてほしいと思った時は、察して欲しい!と思わずに、はっきりと伝える
はぁ?って内心どれだけムカついていても、口に出して伝えなければ伝わらないのだ
必要であれば、口論にならないように、長文のLINEで送ったこともある
冷静に話し合うために、あえて距離をあけて伝えたりした
それと同時期に、娘が幼稚園に入園して私に大幅な自由時間が出来たことで
だいぶ精神的にもゆとりが出来て、日雇いでバイトしたり出来るようにまで回復した
そうやって少しずつ少しずつ、お互いが納得出来る生活が出来るようになった頃に息子を授かったのだ
※息子の妊娠については、これまたミラクルな話があるのでまたいずれ。笑
私が夫から最も学んだことは『自分の常識は他人の非常識と思え』という言葉
夫は理数系で私は文系なのだけど、私が当たり前に知っている知識を夫が知らない事がある
特に家事スキルや文学作品などについて、よくその傾向があるのだけども
私が知っている前提で話した結果、話がなかなか伝わらなくてイライラすることがあった
その時に、上記の言葉を言われてハッとしたのだ
私が知っていて夫が知らないことがあるなら、私が知らなくて夫が詳しいことも沢山あるのだ
それであれば、馬鹿にしたり見下したりするのではなく、お互い学んでいけばいい
知っていることは単純に情報共有すればいい。夫は常に学ぶ姿勢だけはある。だから成長したのだ。
常に相手をリスペクトすること。これも大事な要素だと思っている。
結婚生活は価値観のすり合わせなのだ
価値観が最初からぴったり同じ人間など、この世に居るだろうか?
良く『価値観の不一致で離婚』というのを聞くが、私はその「不一致」な部分を出来るだけ明確にし、譲り合いながら、これだけは譲れん!というものも主張しつつ、お互いが譲歩し合える境界線を探す作業が必要なんだと学んだ
その結果、どうしても折り合いがつかなければ、離婚という選択肢もあったかも知れない
もし仮に、夫に全く歩み寄る意思が無く「俺は俺のやり方で行く!」と強行突破するような人であれば結婚生活は続けられなかっただろう
どれだけ喧嘩しても、ぶつかり合っても、夫が変わらなかったもの
それは、私の事を好きだという気持ち
愛しているからこそイライラしたし、愛しているからこそ色んなことを理解して受け入れようとして許してくれた
私は、そんな夫に感謝しているし、私もまた夫への愛を持ち続けている
余談だが、男性にはとにかく『可視化』が有効なので、伝わりにくいことは紙に書くのが有効だ
具体的に言うと、子育て主婦の1日のタイムスケジュールを分刻みでA4の紙にびっしりと書いて報告したことがある。笑
「たっ大変だったね…」とドン引きしてくれたが、効果はてきめんだった。笑
伝わらないのならば、伝える方法を工夫する
男性心理や、男女の脳の違いまで、本を読み漁って得た知識だ。笑
こんな拙い文章でも、誰かのヒントになれば幸いです。
読んでくれてありがとう。
それではまた次回☆彡
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