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転換期なので行きたい神社に行ってみた
年末年始は神社にお参り
元々神社仏閣にお参りすることが好きだった。
両親も毎年決まった場所にお参りに行っており、
子どもの頃の習慣がそのまま自分でも自然としている感じ。
年末年始には、一年の御礼と新年のご挨拶にお参りに行く。
スピ系でも宗教でもなんでもない。
自分のために行っている。
小さい頃は、
「みんなのおかげで生きているんだからね」
とか、
「誰かから守られている」
とか。してもらっていることに
気づくことはなかった。
そう言われると、はいはい~と聞き流していた。
たまに、「私だってちゃんとやってるのに」と
ちょっと反発した。
でも、モラハラ離婚やら財産トラブルやら。
再婚そして自営業になるこのジェットコースターのような数年間。
してもらえる有難みをつくづく感じるようになった。
結局一人では何もできない。自分の無力を体感した。
教えてもらって、助けてもらって、話しを聞いてもらって。
どれくらい救われたか。
偽善というか、説教くさいというか、スピというか。
これまでちょっとこそばゆかった言葉が、
まさに現実だったのだと気が付いた。
それからは、この気持ちを忘れないために
神社仏閣へ通い、日頃の感謝とこれから頑張るべきことを
宣言するようにしている。
御岩神社
氏神様、小さい頃から通っていたお寺神社は当たり前に
通っている。しかし、主人が脱サラし夫婦で地域おこし協力隊になる
と決めた時には、行きたかった有名な神社に家族でお参りにいった。
協力隊期間も来年はラストイヤー。
初心を思い返すために、2022年に出かけた、御岩神社と善光寺・戸隠神社を
書いてみる。
御岩神社は特に神社好きの中では
話題になる神社で、一度はどんな神社なのか見てみたいと思っていた。
アポロ14号の宇宙飛行士エドガー・ミッチェル氏が宇宙から地球を見たときに、1箇所だけすごく光っている場所があり、その緯度と経度を調べると「御岩神社のある位置」だったというような話し。
そして同じく宇宙飛行士の向井千秋さんも宇宙から日本を見ると日立の山中から光の柱が見えたと話したということが話題になった神社。
神仏習合で、八百万の神々が祀られ最強のパワースポットなんて言われています。
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いざお参りへレッツgo!御祈祷申し込みへ
駐車場から降りると、けっこう賑わっている!
すぐ、お守り頒布している場所や御朱印受付があり
お土産ものなんかも少し置いていました。
山になっていて、お社に着くまでけっこう歩く。
でもとても気持ちの良い場所で子どもたちも
走ったり、あちこちのぞきながら楽しそうに歩いていくのを
大人が息切れしながらついていく。
小川が流れ、何百年の杉の木が並び木漏れ日がやけに神々しく感じる。
なんというか、時間が止まったような凝縮された空気感がある場所。
このくらい落ち着く場所なら、先入観なしに入っても
神々しく感じると思う。
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途中、護摩祈祷しているところに会った。
先祖供養もしているらしい。
山寺のような雰囲気も感じた。
本殿は新しく、待合所も快適だった。
幸い私たち家族ともう一組の夫婦だけの御祈祷だったが
子ども連れの場合は、注意するように言われていたので
御祈祷を受けている時、
下の子に音を消したスマホを渡し大人しくするように
言っていた。
御祈祷がはじまり少ししたところで
下の子がおもむろにスマホで写真をパシャパシャと2枚撮影して
あわてて取り上げた。
さすがにダメだろうと撮影した写真を消去しようとしたら
下の子の手ではスマホの下を持ってカメラのレンズの場所は覆えない。
でも、写真は真っ暗で何も写っていなかった。
お札を受け取り、話題になっている数珠を夫と二人分いただいて
お参り終了。
協力隊期間が終わり、自営業者として軌道に乗ってから
御礼参りにまた行こうと思う。
戸隠神社五社巡り
行きたかった場所の二つ目が戸隠神社。
Instagramにやたらと戸隠神社が流れてくる時があった。
知人の投稿でも、戸隠神社。
カメラマン投稿も戸隠神社。
旅行投稿でも戸隠神社。
もらったパンフが戸隠神社。
ブームなの?
あまりにも流れてくるので
自分も行きたくなってしまったことがきっかけだった。
行ってはいけない人がいるだと!?
そうそうすぐに長野には行けない。
しかも泊まりになると金銭的にも苦しい。
自分でもそれから戸隠神社を調べてみた。
すると、「怖い」「スピ」「人生変わる」「開運」とか
すごい言葉が並んでいる。
その中で気になったのは、
行ってはいけない人がいる。
の記述だった。
調べてみると、どうやら戸隠神社は合戦の跡地だったり
宗教がらみで大勢の人が亡くなった場所らしい。
そして、修行の場所。
そしてパワーの強い場所。
そういったことから、体験談も出ていることで
そんな言葉も出てきたようだ。
根っからの怖がりだけど、見ちゃうという
夏休みの小学生タイプの自分は
これでちょっと行くのやめようかなと思いつつ
検索魔生活が続いた。
戸隠神社五社巡りと善光寺お戒壇巡りに長野県へ
結局金銭面の工面もなんとかなり、家族で初めての長野県に
3泊で行くことになった。
私の願望と煩悩を凝縮した3日間の工程を運転してくれた主人と、
お寺や神社ばかりなのにいつも全力で楽しんでくれる子どもたちには
感謝しかない(笑)
軽井沢で新幹線を見て散策して
善光寺へ。
私も主人も丑年。
両親から善光寺の数珠をもらったことはあったけれど
やっぱり直接行きたい。御朱印ほしい。お守りいただきたい。
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テンション高めで思わず早歩きであるく善光寺。
修学旅行生や観光のお客さんがたくさん歩いている。
こんなに賑わうんだなあと感動しながら目的のお戒壇巡りへ。
お戒壇巡りはご本尊様の下にある密室にある「鍵」に触れることで
ご本尊様とのご縁を結び、極楽浄土へ行けるというもの。
親から昔、真っ暗なあの道はあの世に向かう時の道だと言われているんだよ
なんて聞いていたので、若干ヒンヤリする。
ダンジョンの入り口のような地下に入る入口で
下の子は若干泣きそうだった。
でもそこで上の子が
「家族みんな一緒だから何も怖くないよ」
なんて言いながら下の子をなぐさめ4人ギュッと寄り添って
手を離さずにいざ極楽浄土めざし真っ暗闇へ。
ちょっと別の意味で泣きそうになった。
そんなこと言っても灯りくらいあるんでしょ?
と思っていたのだが、清水寺の胎内巡りと同様真っ暗だった。
死んで魂になってこんな暗闇だったら怖いなと思いつつ
鍵に触れてようやく地上に出た。
そこからは、すみっこぐらしショップで癒されて
雲海の夕暮れを眺めに
空テラスへ。
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到着するまでは、ナビに騙されているのではと不安でしょうがなかったのだが、いざ登ってみると、控えめに言っても感動の絶景だった。
子どもたちにしゃぼん玉を持たせて人のいないところで吹かせてみたら
一気にファンタジーの世界になった。
日常の中に落ちているファンタジーの世界に浸れて
身体が軽くなる。
意識や感覚に全集中しているから手足がものすごく軽くて
身体が温かくて額が重い。感動中の感覚は時間が過ぎても
自分を他人の目から見ているようにはっきり思い出せる。
思い出しているのか、写真などでまた記憶を塗り替えているのかはわからないけど。
いざ戸隠!
五社を巡るのにほぼ1日かかった。
駐車場探しに難航したり、足場に苦慮したり
交通の下調べはしていったけれど、迷うところはあった。
宝光社
火之御子社
中社
九頭竜社
奥社
順番にお参りして歩き
御朱印をいただいて御神籤をひいてくる。
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戸隠神社の写真でよく出てくる杉の木が立ち並ぶ鳥居までの道。
小川が流れ、木漏れ日が美しく歩くだけでどんどんきれいになっていく気がする。
ところどころにパワースポットといわれる場所があるらしく
下調べして出てきたところはすべて立ち寄ってみた。
九頭竜社近くの水辺を通った時には虹がちょうどかかっていて
神秘的な光景にちょっと嬉しかった。
噂の御神籤
戸隠神社の奥社・中社・宝光社の3社では御神籤を受けることができる。
この御神籤がちょっと変わっていると評判で3つとも引いてみた。
御神籤では、自分の誕生日を伝えると神職の方が祝詞をささげ
誕生日を伝えた後で御神籤をいただける。
自分で引くよりもなんだかお告げ感が強い御神籤だ。
3社でひいたのだが、不思議なことに書いてあることが3社とも
似通ったことが書かれていた。
信憑性が増す・・・。
ここでの御神籤は持ち帰り、1年間の指標として使うことが基本になっているそう。
京都の六波羅蜜寺で受け取った御神籤も1年間の指標にとのことだった。
それから、御神籤をひいたら一度持ち帰り、どんと祭でお返しするようにしている。
遠い神社にはなかなかお参りに行けないが
御祈祷を受けた神社には協力隊期間が終わり
事業が落ち着いたらしっかりお礼参りに行きたいと思う。
神棚に飾ったお札に手を合わせて来年に想いを向ける。
ちなみに、よく神様が喧嘩するからということを聞いたことがある。
これはどうなんだろうか??
そんなことはない。日本は八百万の神様だから。とか
きちんと自分でお祀りできる範囲ならとか
家系的に行ってはいけない神社があるとか
色んなお話しがあるから、どれが本当なのかなと悩む。
どう思いますか?
うちでは、お家の神棚に飾って、
きちんと毎日お参りできる範囲にとどめるようにしている。
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