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たべものがすき。【キムチ/なめたけ】

【キムチ】

万能な野菜の常備菜の一つに、キムチがあると思う。
一から食材を揃えて作ることもできるし、外ですぐ購入することもできて便利だ。
私はめんどくさがりなので、市販にもっぱら頼っているが。

白菜の値段は変動するが、キムチの値段は変動しない、という話を聞いてから「確かに」と思い、かなりお世話になっている。
冷蔵庫に常に入っているものの一つである。
冬にはよく困ったとき、お鍋やラーメンにぶち込んでキムチ味にしていた、体も温まるし。
キムチをいれで煮込めばなんでもおいしくなるのでは? と本気で思っている、野菜も、肉も、魚も、ご飯も、麺も、あ、芋とかパンはちょっと微妙だな、まあ仕方ない。

煮込まなくても、ご飯と一緒に食べるのも好き。
米がよく進む。
夏にはうどんやそうめんにのっけて薬味としても。
冷麺にももちろん合う。
ぶつ切りの刺身をキムチとごま油で和えて超簡単なユッケにしてもお酒が進む。
納豆キムチも無難でうまい。
味付けがうまいから、めったに外れないんだと思う。
豚キムチもいいよね、ご飯が欲しくなる、そこにマヨネーズとか加わったら無敵なんじゃないかなって信じてる。

ただ、キムチを買い始めてから困ったことがあって。
市販のキムチはプラスチックのパックや瓶に入っているのだが、使い終わって、若干残っていたり入れ物に残ったキムチの汁がもったいないなーと思っていたのだ。
そのまま燃えるゴミとして捨ててもいいのだが、貧乏性な私はどうも罪悪感があった。
かといってそのまま洗うのも環境に良くなさそうだなーなんて。

そこで思いついたのが、使い終わった入れ物に水を入れてこそげとり、鍋にそれを移して、キムチスープにすることだった。
キムチのうまみもいっぱいとれて、入れ物もある程度きれいになり、気持ちがいい。
スープには玉ねぎやわかめ、ニラ、もやし、卵、豚肉などなんでも入れていい。
まあ味が薄いので、鶏がらスープや白だしなどで味付ければ、最高である。
この方法によって、私は心置きなくキムチを楽しむことができるようになったのだった。



【なめたけ】

えのきは安いから、よく買ってしまうのだけれど、いかんせん使い道に悩んでいることが多かった。
えのきを主役にする料理って難しくて、なにかのついでにかさましがてら一緒にいれる、という使い方が多い。
野菜炒めとか、味噌汁とか、お鍋とか。

だが最近、ついに私はえのきを使いこなすことができるようになった。
そう、なめたけを作るのだ。

料理研究家リュウジさんのレシピである。
「なめたけって手作りでこんな簡単にできるの!?」とカルチャーショックを受けた私は、手作りのなめたけの魅力にドはまりしてしまった。

もともとなめたけ自体は好きで、たまに購入はしていたが、市販だと量が少ない割に高いし、美味しいからすぐ食べちゃうし…であんまりいいイメージがなかった、美味しいはずなのに。
コスパが悪いな、という感じだった。

しかし、このなめたけを作ってから、最高にご飯が進み、私はなめたけの魅力にはまってしまった。
しかも、なめたけの使い道はご飯だけではないことにもまた気づいた。
そのまま食べて酒のつまみにもいいし。
納豆や豆腐と一緒に食べてもまた乙である。
ラーメンにメンマの代わりに乗せてもいい。

それにすごいのが、手作りだと味を調整できる。
私はあまりお酢がききすぎたものが苦手で、甘めのなめたけが好きなので、自分で調整できるのはありがたかった。

今も常備している。
なめたけは強いぞ。

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きりしま
毎日のコーヒー代に。