森の花やしきパリバージョンに行ってきたよ
パリに来て10日目。一ヶ月は長いと思っていたけど、気がつけばもう三分の一終わってしまった。
え? なんか焦るではないか。
しいちゃんは毎晩YouTubeとアプリでお絵かきとたまごっち(エッフェル塔に登っていたとき、イタリア人の女の子が、タマゴッチ!と反応していた)で夜更かし、次の日は10時近くまで寝ているし、こないだは中華街(なのかな、マレの近く、アジア系の店がたくさんあった)でクレーンゲームするわ、こないだ書いたプリクラもどきするわ、これじゃ日本にいるときと同じでないの。
でもしいちゃん、だんだんパリになじんできて、めっしーめっしーぼんじゅー言ってます。頭ペコっとするのが日本式。
そしてメトロ(危ないとさんざん聞かされてきたけど、乗りまくっている。自分でドアを開けるタイプにやっと慣れたり、突然、主要駅で日本語アナウンスがあってびくっとしたり)で、がんがん音出しながらYouTube見るようになってます。イヤフォンしてる人もいるけど、普通に音出して電話で話したり動画見てる人もいるのを見て、最初は戸惑っていたが、もう慣れたらしい。最初は「これに慣れちゃって、日本でもやっちゃったらどうしよう」とか言ってたのに。
パリは歩いて回れるくらいで狭いよ、ということをよく聞くが、いやいや嘘つけ、いやすみません、ゆうてやっぱそんな狭くはない。まだ行っていないところがいっぱいある。
ていうか、ガイドブック置いてくる私が悪い。今、手元にあるのはおそらく古いメトロとバスのマップだけ。(Airbnbから拝借してきた)これを頼りにパリを右往左往してます。あ、もちろんスマホも使ってるけど。Google MapよりCity mapperていうアプリが断然使いやすい。Google Mapは電車を使うルートだと、電車の駅までの案内が変な表示で全然わからないんだよね。なんで?
というわけで、エッフェル塔とオルセー美術館以外、全然観光らしい観光をしていない私たちが、普段はしないことをしようと、しいちゃんと遊園地に! ブローニュの森のはじっこにある Jardin D'Acclimatation(アクリマタシオン庭園)に行ってきました~。なんていうか、森にある花やしきパリバージョンってかんじ。
木曜の平日、ほぼ貸し切り状態!
メリーゴーラウンドはまあお約束ですよね。
他には落下型のアトラクション、ドラゴンのジェットコースター(かわいいやつ)、ブランコに乗って遠心力でブンブンされるやつなど、子どもだまし以上失禁未満みたいな乗り物が多かったです。楽しかったです、はい、にわか雨が降り始めるまでは。
パリは天気まで気まぐれなやつで、私たちはもう二度も雨に降られている。一度はエッフェル塔登った日で、地上に降りたらかなり本降り。よりによって雨具を宿に置いてきて、もう笑っちゃうくらいびしょぬれに。その状態で、砂糖に群がるアリのようにパリの街が描かれた傘売りが。もう意地でも買わなかったね。イッツトゥーレイトだよって。笑っちゃった。
その後、宿で濡れた靴をドライヤーで乾かして、とんでもない悪臭を発生させたのは別の話。
パリは天気予報まで気まぐれなんだとわかった。今日の予報は午前中ちょっと雨降るかもだけど、基本曇りだよの予報だったのに、午前中は降らず、私たちがブランコブンブンアトラクションに乗り始めたら雨が降り始めた。ギャー。まじ早く終われって思っていた。
しいちゃんはめちゃくちゃ楽しんでいたので、来てよかったなとは思った。
で、その次乗った、というか体験したこれがめちゃくちゃこわかった。
ジュラシック・アイランドというバーチャルリアリティ? 椅子に座って、ゴーグルをつけて体験するやつ。これがめちゃくちゃ本当に怖くて、ギャーギャー叫んでしまい、喉が今でも痛い。
だいたい私としいちゃんは、映画「ジュラシック・パーク」を見て、あまりのこわさに途中で観るのをやめた過去、別名トラウマを持つ。まあでも今回はしいちゃんは怖い時は目をつぶっていたみたい。
係の人はこわかったら手を挙げてと言っていたので、もし本気で怖かったら、ゴーグルをはずしてくれるんだろうけど。
それまでのアトラクションがかわいらしかったので、ほんとにこれは油断した。その後、またしいちゃんがブランコブンブンに乗りたいというので一緒に乗ったのだが、それですっかり酔ってしまった。それ以降、ちょっと酔いそうなのはパスして、最後に乗ったのがこれ。
メキシコの死者の日にちなんだボートに乗るアトラクション。水車の力で流れをつくるんだけど、けっこうスピードあったよ。
あとでホストに聞いたら、フランスでは自国の行事「諸聖人の日(La Tousaint)に近いメキシコの死者の日がハロウィンより浸透してるそう。たしかに街にハロウィン要素あることはあるけど、少ない。
それと、なぜかクジャクが園内を勝手に歩いている。
最後にすっかり愛想がよくなったしいちゃん・オン・カルーセル、載せておきます。
パリに行く前に少し心配だったのは、私はもう都会には住めないと思っているのに、パリを楽しめるかしら、ということだった。実際に来てみて、楽しめてはいるが、それでも緑が多いところに行くとホッとするのも事実。
子どもだましというなかれ、パリでちょっぴり疲れてしまったら、この森の花やしきパリバージョン、おすすめです。ちなみに近くにルイ・ヴィトン財団美術館があるよ。行かなかったけど。