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『子どもが生きる力をつけるために親ができること』(千代田区立麹町中学校長 工藤勇一 著) 勝手にブックレビュー
宿題なし、テストなし、クラス担任なしで知られる千代田区立麹町中学校長による子育て本。
「そんな、ないない尽くしでいいのか?」
と疑う人は、まずは巻末に掲載されている、麹町中学の卒業生のスピーチ全文を読んでほしい。
こんな育ちかたもあるのか、と納得するかも。
在宅勤務が導入された当初、ちらほら「サボる人が出てくるのではないか」という反対派の意見を耳にしたが、なぜそんなに日本人は人を信じられないのか。
「校則をなくしたら、子どもが好き放題やって無政府状態になるのではないか」というのも同じ。人の本性は悪という、いわゆる性悪説に基づいている。
だけど、人の本性が善だろうが、悪だろうが、そんなことはたいしたことではない。
たとえ人の本性が悪であってもいいではないか。
それよりも行動だ。自分の行為に責任を持ち、誰のものでもない自分の人生を生きられるかどうかだ。
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