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【Web】Web発信の書籍や漫画はなぜあまり売れないのか?

Web発信のライターさんや
その作品をまとめた書籍が思っていたより、
書店界では芳しくないのは、
なぜだろうか?

最初の予想や期待が
高すぎるからかもしれない。

にしても、Webライターさんで、
KADOKAWAや幻冬舎から
既に書いたものでも、
新規で書き下ろしたものでも、
その書き手のフォロワー数を
考えたらめちゃくちゃ売れるはずが、
実際に発売しても、たいていは
フォロワー数の3分の1も行かない…。

私も実は、何人か
Web発信で人気が出た漫画家さんに
会いに行ったことがあります。
みなさん、万単位のフォロワー数を誇る
Web世界ではすでに有名な人ばかり。
何度か会いながら、
結局は本にはできなかったですが。

Web世界で売れてる作品で、
書店世界でも売れてる本も
もちろんありますよ。
内田樹の本は、
彼のブログを編集者が本らしく、
仕立てあげたものが多いし、
猫のキャラクターで人気の
『夜回り猫』(深谷かおる)や
記憶に新しい『100日後に死ぬワニ』も
Web発信でしたね。

まだまだいっぱいあります。
ただ、全体的には1割でしょうか。

なぜ、Webでは大人気で、
フォロワーさんも万単位でいて、
それが紙になると、
数千部も売れないのが現実。

なぜ?なぜなんだろう?

書籍関係の七不思議の一つです。
たぶん、フォロワーさんは
紙の本は必ずしも買わないのです。

紙の本と、Webの本は、
買う人はそもそも違う人たちで、
「作品」としても
紙の作品と、Webで読んできた作品は
別々なものなんでしょうか。

ちなみに、 KADOKAWAの販売は
フォロワー数の3分の1が
売れると予測をたて、
集英社系は10分の1が売れると判断。
現実的には、
集英社系の販売部の予測が
妥当でしょうか。

紙の本は、
読まれないし、儲からないから
作家にはメリットがない、
そんな思いを抱くライターさんは
多いかもしれない。

でも、紙の上の文字群と、
ネット上の文字群は、
一見、同じものでも、
やはり別々なものなのかもしれませんね。

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