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【ジェンダー】男尊女卑のルーツは、小学校高学年の男女差にあり!?

今から書くのは1970年代の地方の町の話。
それから、私の独断で書くお話です。

男女の優位性のことで思い出すのは、
小学5年、6年になると、
女子が、男子よりも成績もよくなり、
賢くなっていきますね、急に、
目に見えて、そうして、ぐいぐいと。

幼さを残した男子は、
そこに、コンプレックスを自覚してか、
いや無意識にか、女子に急に
対抗心を持つようになっていく。

性の目覚めによる憧憬の思いを
男子はまだ素直に表わせる術もなく。

成績もよく、運動もでき、
しかも賢く話ができる女子が
どこのクラスにも数人はいて、
さらにその子が美人だと、
男子はより一層、彼女に
対抗心を持つようになるものでした。
素直に、気になってますとは
どうしても口にできない。

私のクラスでは、
西馬さん(仮)がそうでした。

男子たちは、
誰か男子が西馬さんと話すだけで、
「うわー、西馬菌がついたぞ〜」
と言って、バカなやり方で
いじったり、からかったり、
それが度を過ぎると、その男子を
イジメる展開になることも。
本当はみんな、男子は西馬さんと
近づいて話したかったのでしょうね、
とは、大人になってから気付きました。

それは私が5年生の時でした。

ご近所でピアノ教室があり、
私は、なんとはなしに、
親のすすめで、
3年生から通ってました。
何も考えるところもなく、
普通に教則本バイエルを毎週、
手ほどきを受けてるだけ。

小さな町です。
ピアノ教室も何軒もはありません。
クラスの女子も通っていました。
その中に、美人で文武両道の
西馬さんも来ていました。

それがどこから教室に
伝わったのか、
おバカなクラスメートが
あのピアノ教室の椅子には
西馬菌がついてる、と
言い出しました。

更にはそこに私が通ってることも
バレてしまいました。
すると、そこから、
幼稚な男子の発想で、
私には西馬菌が付いてるんだと、
からかわれました。

今、考えたら、
フン。お前らバカじゃん!と
男子たちを一蹴すればよかったのに、
当時はできませんでした。

男子たちのからかいは、連日続き、
だんだん私も我慢が限界になってきた。

それで、私は思い切って、
ピアノ教室をやめたいと、
母に泣きつきました。

?????
思い切って、クラスの男子を
黙らせたんじゃあないんだ?
ダメじゃん!!!!!
はい、私はダメな奴なんです。汗。

情けない、臆病者です。
この時、ピアノ教室を
選んでいたら、人生は全然
違っていたにちがいないですね。

今頃、さらさらと
「戦場のメリークリスマス」を
弾ける音楽好きの、
かっちょいいおじさんに
なっていたろうに、、、、、。

さて。
小学高学年で明らかに
男女の能力は、女子が上で
男子は下だったはずです。

それが中学や高校で、
ロックバンドやスポーツで
女子よりも上?な男子が現れ、
学校でも、スポーツ万能な人が
モテる時代が来ます。

これで、男女の差が、
男子が上になり、
そのまま高校、大学では
ぬらりくらりと玉虫色に推移します。
集団や組織によって、
男子が高いグループもあれば、
女子が高いグループも。

それが、
社会人になってからでしょうか?
急に男尊女卑的な旧来の社会に
いっぺんに入れられたせいか、
女性が能力的に小学生以来、
まだまだ優れているというのに、
それに見合った待遇は
受けられなくなる…
不条理の始まりです、
どうやら、、、、、。

ということは、学校ではなく、
社会という、大きな人間集団に
問題がある、ということでしょう。

え?そんなこと、
前からわかってたよって?
ですよね?

ただ、あの小学生高学年の時に
むやみに対抗心をもった
優秀な女子たちを、
うやまわずにからかう対象にした、
男子の頭の悪さ、幼稚さに、
ジェンダー問題の起源は
あるような気がします。

まあ、あくまで、私の独断ですが。

それで改善方法はあるかどうか?
色々と優秀な女子たちを
素直にリスペクトしてくことですね。
意地を張らずに。

少年よ、少女をうやまえ!

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