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【孤独】孤独に慣れ過ぎたら、恋は遠ざかる?

クリスマスシーズン。
駅前やカフェには、
幸せそうな人たちがやけに
増えてるように見えてくる。

若い頃から、ずっと独りか、
訳あり女子に振り回されるかで、
明るいイルミネーションの
表参道などを恋人と
堂々と手を繋いで歩いたり、
胸を晴れるデートは、
した事がありません。
たぶん。

山田詠美の短編『絶佳風味』の中で、
恋の道に詳しいベテラン女性が、
バーで若い主人公の男子に言う。

「孤独でいることに慣れたら
いけないよ、
いい恋もやってこないよ」と
若者を諭すシーンがありました。

映画では、バーのベテラン役は
夏木マリさんが演じていて、
もうハマり役。
若い男子役は柳楽優弥だった。

この、孤独に慣れ過ぎたら
恋が逃げていくというのは、
自分に照らしても、
よくわかる体験でした。

寂しかったら意地張らないで、
すぐに友達に電話したり
会ったりする人は、
きっと、恋人の切れ目も
ないんですが、
私は意地っぱりだから、
寂しくても、友人には
ちっとも電話しなかった。

もう、今では孤独にズブズブまで
慣れ過ぎました。汗。
それが怖いとか悲しいとか、
寂しいとかは、思わない。

若い頃は、
週末の夕方の
幸せそうなカップルや家族が
孤独な私にグサグサと
刺さったものでした…。

これは上京人間あるあるかしら?

駅前の賑わいはいつも
グサグサ刺さりました。

今は逆。
週末に予定が入りそうになると
憂鬱になる。
ヤバい(笑)。
明日のバーベキューは雨でなくなれ!
と祈るとか(笑)。

できれば、 
土日48時間はまるまる
独りでぼんやりしたり、
読書をしていたい。

孤独という普段着で
のんびり充電していたい。

今、駅前にいても
私は寂しいとは思わないように。
これは幸せかな、不幸せかな?

そんな訳で、
恋はもう視界に入らないほど
遠くに去ってしまいました。
まるで、蜃気楼みたい。

もっと孤独におびえ、
淋しさをガマンするんじゃあ
なかったなあ。
(笑)。

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