【女男、男女】LGBTQ内には更なるマイノリティがいる…
最近、久しぶりに
「女男」という言葉を耳にしました。
日曜ドラマ
「日曜の夜ぐらいは…」の中に
男子が一人登場するんですが、
3人の女子としっくり馴染んで、
本人も居心地が良さそう。
あの役どころ、
あれはまるで私みたい!
私も小学時代には、
女男とからかわれてましたから。
小学時代、
アントニオ猪木と
ジャイアント馬場がいて
プロレスが全盛期でしたが、
私にはおっかないだけの喧嘩ごっこで、
とうてい好きにはなれなかった。
だけど、
女子を好きになる異性愛者で、
男の子を好きになることは
めったになかったし、
女性になりたい訳でもなかったけど、
女子と一緒にいて話すのが
何も背負わずに済むから、
好きでした。
逆に、男子ばかりの場所でいるのは、
居心地は悪かった。
早くその場から帰りたかった。
プロレス、
ロック・バンド
矢沢永吉、
麻雀、
バイク、
野球やサッカーなどのスポーツ、
そうした男性的な趣味やセンスは
今も何が面白いのか、
分からないでいます。
だけど、繰り返しになるけど、
恋愛では異性愛だし、
性転換を望むわけではないんです。
だから、今を賑わす
LGBT ? で闘う人々には
自分から、
私も仲間ですよと言うには
グラデーションが違い過ぎます。
同じではありません。
そうした、
精鋭なマイノリティーの中では
ぬるま湯的な小粒さであり、
ポツンとスミにいる感じです。
(汗)。
たぶん、男度合い、女度合いは
きっと人それぞれ、
固有のグラデーションで
抱えているのでしょうね。
それが、今の日曜ドラマ
『日曜の夜ぐらいは…』で
私とよく似た乙女な男がいるなあ、
そんな人が他にもこの世にいて、
それなりに違和感を抱えつつ、
そんな人がいるからこそ、
彼が描かれている。
だからこそ、今回、ドラマで
ユニークなキャラとして
登場してるんですよね。
私はなんだか、
この自分自身までが
市民権を得られたようで嬉しく、
ホッと安堵しました。
今はもうさすがに
「女男」なんて言葉は
ないでしょうね。
ただ、あの頃、40数年前は、
和歌山県の中部地方の田舎に、
LGBT差別はなくそう、なんて
自覚や学習はまるで皆無でした。
そんな概念や言葉を知っていたら、
私の小学から高校時代、
自分の違和感をもっと、
適切な方法で解決できていたのかも?
でも人生は何が起きるかわかりません。
私の中に、
女子的な感覚があったおかげで、
よく女子漫画家さんからは、
乙女男子と呼ばれてましたが、
女子漫画、女性漫画の
編集を担当する時には、
女子的な感覚は
とても役に立ってくれました。
日曜ドラマを観ては、
その女子的な男子のセリフを
特にしっかり注目しながら
観ていくようになりました。
この収穫は大きかったです。
マイノリティーであることに
かわりはないのですが、
決して私一人ではないんだと
教えられたことで、
救われたことは確かです。