谷川俊太郎は詩歌の人。佐野洋子は散文の人。
今日もまた谷川俊太郎さんの
話を書いてみます。
さすがに国民的な詩人の訃報は
凄いですね。
noteも谷川俊太郎さんの記事が
いっぱいになりましたね。
さて。
谷川俊太郎は、
『100万回生きたねこ』を
描いた佐野洋子さんと
結婚していました。
谷川俊太郎さんには、
3人めの夫人でした。
佐野さんは、
あのシニカルな毒舌が痛快な
エッセイが見事でしたね。
一方で、谷川俊太郎さんは
哲学とロマンチックさを結合した詩が
見事だったのは皆さんも
ご存知のとおりです。
佐野さんは、エッセイのどれかで
元夫の谷川俊太郎さんの話を書いていて、
佐野さんいわく、
谷川さんは、朝起きてから
夜に眠るまで、ずっと
しゃべり続けるんだそうです。
しかも、それがまた毎日となると、
なかなか大変だったとか。
谷川さんは言葉から生まれた人だと
佐野洋子さんは評してた。
もはや詩人になるしかない人
だったんですね?
谷川さんは生まれながらの詩人だった。
そんな詩人の谷川さんに比して
佐野洋子さんは散文の人だった。
詩歌の人と、散文の人。
ある意味、
最高な相性の夫婦かもしれないけど
ちょっとでもボタンが
かけちがったら、
詩歌の人と、散文の人は、
相性も最悪になる可能性は
充分にありますね。
たしか、谷川俊太郎さんは
離婚した後も、佐野さんを
ずっと好きでいたことは
有名な話ですが、
その辺りも、詩歌の原動力に
なったのかなあ。
そんな、別れた後も
片思いし続けた谷川俊太郎さん。
羨ましいな。
谷川さんは、生まれながら
自然体ながら、
常に、愛や恋や結婚や別れに
囲まれていた人だったんですね。
やっぱり羨ましい。
愛を語ろうとカッコつけなくても、
毎日が愛に関するものだった訳ですから。
なんだか、谷川さんの
卑近な話ばかりしました。
ちょっと品がなかったかしら。