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ヘルプマークをつけて電車に乗ってみた。
椎名林檎の炎上で
かなり認知されたに違いない
ヘルプマーク。
私も必要を感じながら、
今まで使わずに通勤してました。
私ごときはまだもらっちゃイケない、
もっと深刻な、
立つのもやっとな人こそが
つけるもんだと思ってました。
でも、椎名林檎を批難する人たちが
かなりいたこと、
みんな、辛い人には助けたい気持ちが
満々にあることに、
むしろ、逆ビックリしました。
そうかあ、
なら、うつ病や神経系の病いで
ジッとまっすぐに立つのが難しい
メンタル疾患人にも、
そんな気持ちを向けて頂いて
くれるでしょうか?
ヘルプマークについては、
もう何年も前から悶々してました。
それが、椎名林檎のせいか、おかげか、
知る人、興味が出た人が増えました。
さて、一昨日、私は
ヘルプマークをかばんに付けて、
夜7時、神保町から調布行きの
都営新宿線・京王線に乗りました。
まあ、電車は乗客でぎっしり状態。
優先シートのある方に向かいました。
ぎっしりな中、人をかき分けながら
どうにか奥へ進みました。
優先席シートには
青年はいなかったけれど、
中年男女が座っています。
みんなスマホでゲー厶で必死だ。
私を見る余裕もない。
なので、ちょっと性格悪いけど、
ヘルプマークが
彼らの目の高さにくるよう、
取り付ける位置も考え直しました。
でも、シートの人の目には
入らないのか、
または、知らないふりなのか、
誰も席を譲ってはくれません。
まあ、そんなもんです。
これは私の見た目が
具合悪いかもしれません。
170センチ、95キロで、
ガタイはワイドです。
スニーカーにダッフルコート。
ちょっと若ぶっています。
この人間を見て、
席を譲ろう、という気には
ならないのでしょうね。
ヘルプマークを長く使ってる
知人いわく、このマークは、
譲ってもらえることはないけど、
思わず優先シートに座ってる時の
弁明?言い訳?みたいなもんだと。
私もそうだと思います。
やはりフラフラなお年寄りや
白杖をついてる人には
さすがに誰もが、席を譲りますが、
ヘルプマークだけを見て、
あら、譲りましょうかとなる人は
よほど気持ちが優しい方かな…。
ちょっと私はまだ
ヘルプマークを使うべきでは
なかったと反省しました。
そういえば、昔の老人には、
体から、まろやかなオーラが
出ている人がいました。
周りがそんな人には
道を譲りたくなるし、
お辞儀をしたくなるような。
そして、そんな人は
自分からもまわりに
感謝とかお礼に似たオーラを
知らず知らず、出してましたね。
あそこまでいけば、
体が自ずと、他人からのヘルプを
招き寄せるんでしょう。
急に、子供時代に見た、
田舎なバスの風景を思い出しました。
誰からも席を譲られなかったのは、
私が運が悪かったんじゃなく、
ヘルプマークがまだまだなんじゃなく、
まだまだ、一人で立ってなさい、
そう言われたような気がします。