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本の命、本の謎、本の運命?

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本にまつわる謎、本の運命、本好きの宿命、本好きの責任などなど。
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2022年7月の記事一覧

職職のデジタル化と、ジョージ・オーウェル『1984』

私たちは今どうされたいのだろう? 最近、何かと、色んなことの手続きで デジタル化が進むたび…

【直木賞】ああ、良かった、窪美澄さんが報われた日だ。

今日の直木賞は、 窪美澄さんが取った。 良かった。 ホッとした。 2009年の鮮烈なデビュー以…

【文庫】井筒俊彦『ロシア的人間』は今年一番のグッドワーク

今月の新刊文庫の売り場で、 感激することがありました。 こんな仕事をする文庫編集者が いる…

【紀伊国屋書店】本は1日に200点も発売されてる!出版社は垂れ流し?

一年間に新しく発売される本は約7万点。 土日を除いた平日だけで計算すると 1日200種が発売…

【自費出版】少女へのプレゼントから始まった「不思議の国のアリス」

最近、アリスと島崎藤村に 関心が行ってしまう。 共通点は、自費出版!です。 アリスは、最近…

【老後の働き】本屋をやるか?出版社をやるか?

本屋になるか? 出版社になるか? ふとそんな問いが頭をもたげました。 訳はあります。 実は…

「学問のすすめ」は、勉強しましょうって本ではありません?

『学問のすすめ』は タイトルがちょっと損してる、 気がするのですが、 どうでしょう? ずっと勉強してろって本に 誤解されやすいですよね? 中身的には、 「学問のすすめ」で よく知られるくだりは、  ほとんどが第1章ですね。 でも、「学問のすすめ」は 全17章もあり、 明快なメッセージが数段階に 分かれていて、 ステップアップできるように 書かれています。 第2章から第6章は、 良き「国民」とは何か? 国の独立と個人の自立について、 など、明治時代らしい、 国家独立の話が

【戦争】今なぜ、作家はウクライナに行かないのか?

ふと思うんです。 スペイン内乱の時は、 1936年〜1939年ですが、 ヘミングウェイ(アメリカ)や …