海外では既に導入済!?新型コロナ収束までにベーシックインカム検討か!?
今回は、最近話題になっている「ベーシックインカム」についてファイナンシャルプランナーが解説します。
新型コロナウィルスの影響により、収入減に陥った方の救済も兼ねた
「国民一人当たり10万円給付される」
ということが話題になっています。
これも短期的なベーシックインカムの一つとなるのですが、ベーシックインカムとは簡単に言えばどういうものかというと、働かなくても国から毎月お金がもらえる制度の事を指します。
ベーシックインカム制度の詳細は、こちらをクリック
このベーシックインカム制度をアメリカの一部地域では実験的に導入しており、その他諸外国でも導入を検討しており、日本でもベーシックインカムの検討するか国会でも議論されています。
ベーシックインカム導入のメリット
①富の一極集中を回避できる
②貧困層が改善できる
③犯罪が減る
④少子高齢化の改善
⑤好きなことを仕事にできる人が増える
⑥社会保障の簡素化とコスト削減
以上がメリットになります。
現代の世の中は、富が一極集中しています。この冨を貧困層まで分配する動きとなります。
貧困であれば生活保護を受ければ良いという考え方もありますが、日本での生活保護の受給要件は年々厳しくなっており、家庭の事情で学校に行けずに這い上がれない方や、シングルマザーでお金を稼ぐ環境が無い方、ホームレスになり社会復帰が困難な方でも受けれないケースがあります。
しかしながらベーシックインカム制度の導入があれば、収入が増えることから、社会復帰をすることも可能になり、今まで社会で埋もれてしまっていたかもしれない才能を呼び覚ますことも可能になるでしょう。
それに伴い貧困が改善されるため、犯罪が減ります。
毎月安定した収入が確保できることから、今までお金の為に会社勤めしていた方は、辞める決断をすることができ、自分が本当にやりたい仕事を見つけることができます。
やりたい仕事だからこそ、一生懸命取り組む為、経済効果も期待ができます。
最後にベーシックインカム制度の導入により、社会保障が無くなる可能性がある為、簡素化に繋がります。
ベーシックインカム導入のデメリット
①財源の問題
②労働人口が減る
大きく分けてこの2つです。
ベーシックインカム制度を導入した場合に一番に考えられる財源は、社会保障費となることが予想されます。
毎月安定した所得を労働をしなくても貰えるのであれば、年金・失業保険・生活保護等は必要なくなります。
また所得の高い人には所得税の増税、一定以上の資産を持っている人には資産税をかけていくことも考えられます。
労働人口が減ることについては、そもそもAI技術の進歩によって、単純労働者の仕事が失われると言われております。
2015年に野村総合研究所が今後15年で49%の仕事がAIの進歩による無くなると発表しています。
野村総合研究所のレポート 詳しくはこちら
このことからも、仕事はどんどんAIに切り替わり、ベーシックインカムを導入してもしなくても無くなることは変わりないといえます。
如何でしたでしょうか。勤労意欲の強い日本人にはベーシックインカム制度の導入について反対する人は多いと思います。
半面、仮にベーシックインカム制度を日本が導入しても、勤労意欲のある人は働くことを止めないと思いますし、貧困が原因で今まで活躍できずに埋もれてしまった人の活躍も期待できます。
また一人当たり毎月いくら貰えるといった存在給が手に入る為、子作りに励む方も増え、少子高齢化も解消されることが期待できます。
私個人的な意見ですが、ベーシックインカム制度の導入を期待したいところです。
最後に
私は家計管理・保険・資産運用・住宅購入相談を得意とするファイナンシャルプランナーです。
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