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上達に必要な事 *努力と才能*

皆様こんにちは。

札幌囲碁サークル らんか 代表の加藤です。

今日は努力と才能という言葉についてお話したいと思います。

皆様の周りに「5年以内には◯◯になりたいな。」と言っている人いませんか?

(囲碁民の方、周りに「死ぬまでには初段になりたいな」と言っている人いませんか?)

これ◯◯の中身が大事というよりも、どのくらいの期間でやろうとしているか、密度が大事になってきます。

「俺、東大に入る!」

なら、 おぉ!すごい!がんばれ! となりますよね?

でも、

「俺、30年以内には東大に入る!」って言っているのを聞いたら、

ん?(。´・ω・)ん? ってなりませんか?

いや、すごいですよね?東大。

30年かけても入れないなーって思う人も中にはいませんか?

なのに(。´・ω・)ん?ってなりませんか?

不思議ですよね。

実は努力の期間の設定って、目標によって変わってきます。

例えば、東大に入ってこんな勉強をして、将来(10年後)こうなりたい。

と思うなら少なくともスタートから6年以内には入学していないと、10年後に東大で勉強を終えた姿になっていません。

さらに、期間を長くすればいい目標が達成できるわけでもないのです。

ゆっくり頑張ろうと思っている方を焦らせているわけではないですよ!

どういうことか説明しますと、

スキルを伸ばす為には、

「今やった事を忘れないうちにもう一度やり、その成長が残っている間に次のことをやる」

これが必要なんです。

数学は1年目にやって、国語は2年目にやって、英語は3年目にやって、社会は4年目にやって、、、、

って30年で東大に受かる計画立てるのって、もう受験の時には数学忘れてませんか?ってことです。

つまり、努力を忘れないうちに次々と努力する事が、コツコツと積み重ねるということなのです。

忘れてしまうまで放っておいて、またのんびりやろう~というのも素敵な生き方ですが、残念ながら

「スキルが積みあがっていく」

ということにはつながらないんですね。


月一回でもちょっとずつやっていけば少しずつは伸びていく。

これは本当です。

やらないより断然効果が違います。

ただ、純粋に一か月に1回だけ1年間やった人と、12日間連続でみっちりやった人では12日間連続でやった人のほうがはっきり言って上達します。

知識を忘れないうちにそれが自分の中でつながるからです。

これはいつでも成り立つ事で年齢などは関係無いのです。

「若い人にはすぐ追い抜かれる」という言葉を人生の先輩から聞くと私は情けなくなります。

年齢ではなく、努力の総量や密度が違うのだというのに。

そこを年のせいにしてしまうなんて、言い方は厳しいですが論旨のすり替え以外の何物でもありません。

若い時ほどの体力が無い。

それはそうでしょう。

努力をするのには体力も必要です。

しかし、その時点でできる努力をやるかやらないかは年齢とは関係ありません。

年齢が高いという事は若い人よりもなんらかの経験があるということでもあります。

努力した人が上手くなるのは当然です。

努力してこなかった事、そこに時間を費やして来てないだけの事を、年齢や才能のせいにして欲しくないのです。

頑張った人がかわいそうに感じてしまいます。

その人はそれまで他の事をやってきたのだからいいじゃないですか。と思うのです。

厳しいことを言いましたが、論点はそこではないので話を戻しましょう。

私は人生で必ずしも競争する必要はないと思っています。

ただ、努力で上達した人たちのことを、年齢や才能という言葉でくくらないでほしいのです。

お年をめされてから囲碁を始めてとても上達された方もいます。

その方は本当に毎日毎日、楽しんではいましたが、とても努力していました。

純粋に頑張るという事には早いも遅いもないですし、趣味を楽しむ事はいつでも出来ます。


あなたのやっている事は全て、何一つ、無駄な事などありません。

成果が出ない、結果が出せないと焦ることもあると思います。

それでも、必死にやっている事は努力以外のなにものでもないのです。

辛い思いをしても頑張っているあなたが『才能がない』とか『誰々の方がすごい』などと言われるのが嫌でこの記事を書きました。

今やれることをやっているのだから、一時点だけ見て評価されたら嫌ですよね。

私は頑張っている全ての人の味方でいたいと思っています。

その人達の夢が叶うために、期間を設定して努力する様にしてみてください。

その期間内に出来なかったとしても、その人には次があります。

いつかは、、、と言っている人には次のチャレンジが来ません。

いつまでに頑張るか決める!

というだけのシンプルだけど、少し難しいお話でした。

読んでいただきありがとうございました。

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