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新規の寄付者を増やすには~その1~

~営利・非営利のソーシャル事業の成長が、社会課題の解決を加速させ、より良い社会を築くと信じて執筆~

〈質問〉

今、新規の寄付者を増やすにはどうすれば良いのでしょうか。

〈回答その1〉

「オンライン」と「投資」が必要になると思います。

コロナ前では、自団体での活動報告やチャリティーパーティーなどのイベント、街頭での募金活動(業界用語では"Face to Face")といった「リアル」の機会が豊富にありました。しかし、withコロナでは「オンライン」が強まってきます。こうしたなか、海外では「原点回帰」として、既存支援者などデータベースに登録されている人達との関係性を強化するとともに、「オンライン」への注力をし始めています。

国内においても、コロナという外部環境に違いはないため、傾向は似ると思います。では、オンラインで新規寄付者を募るには何があるか考えてみました。

まず、誰もが検索することから「検索連動型」の広告があります。googleやyahooで検索した画面で上部などに表示される検索結果です。これらは例えば「google アドワーズ」などで設定でき、非営利法人であれば一定額が無償で利用できたりします。

次に、検索後にいつも見ているニュース記事やブログ記事には広告(「ディスプレイ型」)が表示されることがあります。専門の会社に依頼することで、ここに掲載することもできます。

このように不特定多数の目に触れ、関心のある人が広告をクリックします。クリック後は、自団体の寄付ページ(「ランディングページ」)に遷移してもらい、寄付やお問い合わせに繋げます。ただ最近は、いきなりランディングページに遷移せず、活動や課題について触れた文章が記事のようにまとまったwebページを表示するなど、訪問者の関心を高める工夫を凝らしています。

ここで注意したいのは、上記のような仕掛けには金銭的な「投資」が必要になってきます。その額によっては、1回の寄付では赤字になる場合があります。そのため、マンスリーサポーターのような継続率の高い寄付にすることで、最初は赤字でも、後になって黒字にするやり方が効いてきます。

~営利・非営利のソーシャル事業の成長が、社会課題の解決を加速させ、より良い社会を築くと信じて執筆~

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