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松ぼっくりと石鹸のカービング
輸血をして頂いた母は頬の色がピンク色になり元気になった。
生花や落ち葉ではなく目先を変えて、2つの力作を持って行った。
タイの友人が作ってくれた 石鹸のカービング と 松ぼっくり だ。
薔薇の花の石鹸のカービングは大小20個もあろうかという力作だ。小さな薔薇石鹸をこれだけ作るのに数十時間必要だったろう。本当に有難い真心だ。
一方服部緑地で拾った松ぼっくりはたった4個だ。しかし今まで何気なく蹴飛ばしていた可哀そうな松ぼっくりをよく見ると誠に精緻に出来ている。
この松ぼっくりの中には、新たな松の種子が隠されていて新たな命を蒔こうとしている。其々の松ぼっくりの傘の数は同数だ。自然の摂理は不思議だ。
1年かかってやっと出来た松ぼっくりが1本の松から精々20個位しか採れないだろう。メルカリでも松ぼっくりが売ってい居るとの事である。購入者はクリスマスツリーに松ぼっくりに金銀粉でも吹き付けてて飾るのだろうか。せめて加工する前に松ぼっくりから種子を取り出して森に蒔いてほしい。
母が薔薇石鹸カービングと松ぼっくりと、どちらに興味を持つか楽しみだ。