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イーロンの教育改革で日本も天才を作れ
イーロンマスクの本拠テキサスで人気のローカル番組がある。9歳のIQ175のシェルドン君家族のホームドラマだ。シェルドン君は天才少年で飛び級で高校に進学、今度は大学で聴講を受けると言う流れだ。欧米では頭脳明晰な天才を国家・国民の財産として育てるという気運がある。日本では残念ながら飛び級は無い。結局、偏差値教育で天才は小粒になり変人か秀才に留まる。
この秀才ばかりの官僚の平凡な施策で失われた30年が生まれたとも言える。
イーロンもこのヤングシェルドンで、NASAの頑迷な研究者にスペースXが採用したファントムロケットの再帰還システムを認めさせる計算式を受け入れさせた経緯を面白おかしく演じている。僕が大学時代に仲良くなったJEFF君は僕と同年齢の21歳だったけれど、すでにスタンフォード大学を卒業し、ハーバードビジネススクールを1年で卒業していた。意気投合したJEFF君と一緒に英国のラデイオカロライナ(領海外海賊放送局)を日本で作ろうとした。
インターネットがまだない時代に、英国の領海外から先鋭的な放送をするというアイデアは英国で大受けし、聴取率はBBCに次ぐ2番目だった。日本版海賊放送局の基地を作るのに基地局のサルベージ船が必要。そこで費用10億円を船舶振興会(現日本財団)の笹川良一会長にJEFF君と伝手で直訴に行った。船舶保険は英国保険団が受諾。笹川会長は耳を傾けてくれたが『金は出してもいいがお前、魚雷で〇されるぞ』という忠言で残念ながら沙汰止み。
日本では狂気のプランには中々投資する人は少ない。天才を育てる土壌も少ない。さてトランプとイーロンでアメリカの教育制度を抜本的に変革する計画の様だ。生成AIが進み量子コンピューターの時代になると、ただ単に記憶するだけの人間はロボットに置き換わるかロボット以下にしか評価されない。創造力、構想力、美意識、行動力で卓越した突出能力が益々評価される。アメリカでは小学校、中学校、高等学校の制度すら無くす動きの様だ。
生徒が学習するのに、専門の先生を必要としない。NETや本でのハウツースタデイの先生。メンタルトレーニングの先生。フィジカルトレーニングの先生。チームプレイの生かし方の先生。ヘルスケアの先生。が居れば全て対応可能だ。そうすれば能力に応じてグレードを付け各人毎のステップが決まる。大学、大学院も含めて20グレードでは不十分。スキルと特性に応じて1000以上のグリッドが出来る筈だ。それによって効率的教育が可能となる。
日本では、日教組主導のレポート作成と、モンスターペアレント対応等で教師の負担が多すぎて、教育が疲弊している。偏差値教育、行き過ぎた平等教育の弊害が日本の活力を削いでいる。天才は学校教育からは生まれない。天賦の才能(天才)は持って生まれた資質に個人の努力で果実を得る。小学校卒業のみの松下幸之助を筆頭に、思想家 中村天風、本田宗一郎、大谷翔平学歴なんて関係ない。日本の教育制度もイーロン流、天才育成を見習おう。
効率的な教育制度は各個人の資質にあった個別教育から生まれる。生成AIと量子コンピューターの時代には、時代に必要な人材をキメ細かく教育出来る天才も含めたシステムに大転換すべきだ。先生の担当は学科と部活とレポートでは無く、各々の機能のHOW TOに特化できる。リモート、コンピューターでの教育は無限の対応が可能だ。そうすれば先生の負担は大幅に削減できる。大型校舎の建て替えも必要なくなる。効率化と細分化で大変換だ。