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Photo by
hisa_ohori_2020
過ぎたるは猶及ばざるが如し。。。
日光東照宮は
徳川家康のお墓とされています
日光東照宮の陽明門には
全部で12本の柱があり
その柱の内の1本だけに
逆柱(さかばしら)と言って
彫刻の模様が逆向きになっている柱があります
それは家康の生前の言葉の
『建物は完成と同時に崩壊が始まる』
『及ばざるは過ぎたるより勝れり』
との考え方に従って
わざわざ柱を逆さにすることによって
あえて未完成な部分を作り出し
魔除けにしたとされています
完璧を目指していると
ひとつでもダメな部分があると
全てがダメになってしまうような
ゼロか百かの危うい考え方になりかねません。。。
もしも人間がみんな完璧だったら
完璧でないものが赦せなくなって
怒りや苦しみの世界に陥ってしまうかも知れません。。。
本来自然のものに完璧なものはなく
ひとつも同じ形のものは存在しません
それが自然の美しさだったり
生きている命の尊さのような気がします。。。