休眠日記2020年9月2日・伊那子ども・若者の成長を支える編
遅い梅雨明け、酷暑の夏から実りの秋へ。
長野県南部の天竜川沿いの細長い盆地は伊那谷と呼ばれ、中央アルプスと南アルプスに囲まれた自然豊かな地域。
広大な段丘と山岳の扇状地は、果樹生産に適し、梨、りんご、ぶどう、ブルーベリー、桃と果樹園が続く。
上伊那はその伊那谷にあります。
天竜川沿いにあった伊那消防署が地域の拠点として生まれ変わり、「アルラ」と呼ばれ、「あるでしょ」という意味を持つこの地域の方言「あるら」から命名されたという。
ここ上伊那でこども若者への活動の経験が深い、特定非営利活動法人子ども・若者サポートはみんぐの新しい拠点がある。
はみんぐは、引きこもり支援、通信高校運営、コミュニティカフェ運営等を市内で展開しているが、今回の休眠預金活用において、より幅広い支援を目指し「子どもの居場所とネットワーク推進事業」を進めている。
その事業は、上伊那地域の様々な団体と「上伊那ユースプロジェクト」を発足させて、 子ども食堂(信州子どもカフェ)の立ち上げ支援・相談窓口を設置するとともに、子ども・若者の成長を支える地域力を強化していく体制やシステムをつくる。
①学校外の居場所づくり
②ニュースレターー・ブックレット・ブックレットの発行や研修会
③子ども・若者の自立支援者の支援
④はぐくみ食堂、支援者養成講座の開催
アルラでの新しい居場所づくり。
情報発信。若者への自立支援研修。
コロナ禍の状況であったが、それぞれの活動が始まっている。
経験豊富なリーダー、戸枝さんは事業を進めながら、生まれてくる創意を組み入れ進化する事業を展開している。
休眠預金的には、申請された事業計画、資金計画、評価計画から、事前評価を行い、ある意味カチッとした進め方が期待されているように思う。
しかし、事業の現場はナマモノ。
本筋さえブレなければ、大きな成果が生まれるような活動をしてほしい。
(伴走支援をする私達はちょっとヒヤヒヤではあるが)