ロックグルーヴとポエムに忠実な佐野元春ワールド〜Sugar Time
曲がかかった瞬間に中学時代に戻った。
毎回、思うけど、これってありがたい体験だと思う。
音楽が好きなゆえん、です。
さて、この曲を改めて聞くと、相変わらず歌詞にはあまり意味がないけど、音楽的には最高にポップだなぁ〜と。
元春さんはナイアガラトライアングルvol2 の「彼女はデリケート」で知って、その日本人離れしたロックンロールな歌い方とうねりに興奮し、即はまった。
そこから、すぐに「Sugar Time」の入ったアルバム「Someday」を買って、そこから生涯聴くことになります。約40年。
「Someday」の1曲目がこの「Sugar Time」で2曲目もシングルになった強力ポップチューン「Happy Man」
この曲の歌詞もやっぱり、意味不明が多いんだけど気にならなかった。
ていうか、あの歌詞だから実現した佐野元春ワールドなんだよね〜
歌詞の意味不明さで、当時はベストテンとかにはでなかったのかなとかは思ったけど、自分的にはそれは1つの要素であって。
自分の記憶と言う意味では、むしろあまり有名じゃなかったからこそ、これだけ強烈な個人的記憶として残っているんですよね。
本当にこんな曲を持てて幸せだなぁと思います。
「SOMEDAY」1982年5月21日にEPIC・ソニーから発売
(収録曲)
A面
シュガータイム
ハッピーマン
ダウンタウンボーイ
二人のバースディ
麗しのドンナ・アンナ
サムデイ
B面
アイム・イン・ブルー
真夜中に清めて
ヴァニティ・ファクトリー
ロックンロール・ナイト
サンチャイルドは僕の友達
【追記】
・実は佐野さん「このアルバムが売れなければ、活動をやめようと思っていた」って言ってた。こんなに軽やかなPOPなアルバムなのに・・・
そのギャップが魅力なんだね。
・ちなみに「Vanity Factory」は1980年沢田研二への提供曲で、このアルバムでは沢田研二がコーラスで参加してます。
・それと「I'm in blue」も沢田研二への提供曲で、1984年吉川晃司もアルバム『パラシュートが落ちた夏』でカバーしてます。分かってる人は分かってる!
・あと「ダウンタウンボーイ」には、こんなエピソードあるんだよ。→→→お笑いコンビ「ダウンタウン」が結成当初、「ダウンタウン・ボーイ」を出囃子として使用していた。コンビ名を決めた時は松本人志はこの曲を知らず佐野のこともあまり知らなかったが、ハイヒール・モモコから「ダウンタウンって佐野元春ファン?」と聞かれたことがきっかけで曲を知り出囃子にした。