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「「痛みに気づく、光に還す」叡智の守り人たちが僕に与えてくれたものとその体験を分かち合い」イベントのシェア

「自分の内面が、自分が日々生きる世界を創ってる。これにどれだけの解像度で、みれているか」。そんなドキッとする言葉から始まった三好大助君のイベント(2019年3月開催)。とても学び深い内容なのでシェア。

■イベント内容

イベントは動画でもみられるので詳細は下記リンク先からぜひ。

イベント「「痛みに気づく、光に還す」叡智の守り人たちが僕に与えてくれたものとその体験を分かち合い」

動画「痛みに気づく、光に還す」
▼ コンテンツの流れ
1. この動画をご覧になるあなたへ
2. オープニング
3. なぜ人は不本意な現実を繰り返してしまうのか。そして三好大助の場合。
4. 痛みを光に還す - “メンタルモデル” という名の扉
5. Wind Eagle と Don からの叡智 – “エッジの瞬間” とは –
6. First Peace Circle - ネイティブアメリカンが継承する人間の全体性と進化の見取り図 -
7. まとめ。そして “ギフト” について。


イベントでは、自身のメンタルモデルの認知とその憶測にある願いに焦点をあてて、大助君自身の経験もふまえ説明。
メンタルモデルは「いまの社会は、日常は、なにかしら、自分が選んで創り出している。」という、『学習する組織』で有名なピーターセンゲさんが提唱しているはなし。

大助君が説明してくれたことを一部抜き出すと、
「普段、繰り返し経験している不本意な現実がある。これは無自覚な「行動パターン」を繰り返しているということ」
「それを掘り下げると、幼少期の痛みを二度と味合わないための無自覚な信念がみえてくる。痛みを経験しないようにと「恐れ」がブロックしている」
「痛みを受容すると、扱えるエネルギーが増える。」
「痛みを受容するとより源にいけて、自己表現できる状態にいることが増えていく」
「これをみんながやるとカオスになっちゃいそうだけど、実は調和する」

メンタルモデルに気付き、痛みを受容するのはどういうループか?を図で説明したのがとってもわかりやすい(黒四角の中は大助君自身の例)。


■自分のケースで考えてみると

自分で考えてはみたものの、大助君が最近アップしたこの記事が何よりもわかりやすいし(ぐさぐさえぐられるので)必読です。

#メンタルモデルどうぶつ図鑑 No.1 : 何者かになりたいウサギちゃん|ミヨシダイスケ @dice344|note(ノート) https://note.mu/daisuke344/n/ncdc1049a2e13

私は普段、社会問題に取り組むという仕事をしている中で、昔から誰かが「社会問題の根本から解決しなくても、できるところからやろう」という考えに触れると気持ちがざらつく。

「Social GoodでもSocial Changeでも、そんなんどちらも大事だし役割分担でしょ」「そもそもSocial Changeを体現できいないお前が何を上から」という頭の声は聞こえていた。でもこれは、自分の中にある何かを許せてない/手放せていないから、相手にその痛みを投影してしまっているんだろうなとも感じていた。

それを今回のケースとして深堀すると、
Q、ざらつくときに自分に何が起こっているのか
感情は怒り、悲しみ、無力感。身体は、胸が熱くしめつけられる、目頭が熱く涙がでてきて、体温があがり、脱力感やだるさがある。

Q、表面的な願いは
自分が考える社会問題の根本的な解決の実現。例えば特定の感染症の根絶なら、持続的な予防・対処できるエコシステムの確立。1世代では実現しないかもしれないけど、実現に向けて挑み続けていくのが大事。
(例、社会システムの問題構造の理解(人間、地域、経済、文化等への影響)、感染症の研究やワクチン開発・検証・量産、各主体への教育/意識変容(WHO、政府、自治体、医療機関、学校等々)、対応方法の整備(国際的なガイドライン、法律条例、マニュアル等))。

Q、痛みのループは
恐れの1つは、社会問題の根本的な解決を目指さないと「みんなで後悔する。誰も幸せにならない」。そして、「みんなが願っているビジョンを叶わなくていい夢で終わらせるような自分(佐藤淳)には存在価値がない」。
故に信念は「高い理想を掲げ実現できる自分じゃないと、みんなは自分の存在を許してくれない」。

回避行動として、高い理想を掲げて実現できるような、存在してもいい存在になるよう頑張る(理想を掲げる、実行、スキルアップ)。いま実現していないことの言い訳として、責任転嫁する。
不本意な現実として、定期的に心身疲れたり自己嫌悪する、関心をもってもらえない(そりゃそうだ、自分でやれよというはなし)。
結果、「やっぱり」自分に価値はない、認めてもらえない。という信念の強化。

Q、痛みの受容ループは
痛みの1つは、両親に褒められた/認められたことがない(と自分で過去を解釈している)こと。ちなみに愛された/自由にさせてもらった感覚はある。
この痛みを受容し、「自分は自分そのままですでに世界から受け入れられている」と自分に伝えてみると、
”Life Purpose(世界にもたらしたいもの)”は、「存在の受容と自己表現の解放」。
反転した信念は、誰もに「ビジョン達成する/しない関係なしに存在していいという価値」がある。
行動は、「みんなの願いがなんであれ、自分の肚にあるエネルギーと深くつながって、表現したいビジョンに向かって全速力で走ろう!」「ビジョンは他のビジョンと合わさることで無限に面白くなるから、共表現を楽しもう!」。
創られる現実は、体感しないとわからないけど想像するだけで身体が熱くなる。たぶん、以前体感したプレゼンシングの状態に近い。醜いと思っている自分/誰にも関心持ってもらえないと思っていたビジョンを出し合った相手とは、組織や思想の対立を越えて信用し、何か一緒にできる共感覚を得る。

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■気づき**

私のケースは自分だけの表現が多くてわかりづらいと思うけど、大助君のイベントはとてもわかりやすく、痛みを受容していくことについて、とても愛に満ちていた。
同い年なのに一度もちゃんと話したことなく、学生の時から憧れの存在で勝手に距離を感じていたけど、こういうご縁があってとても良かった。
大助君と同じくCCC由佐美加子さんのAuthentic leadership(私は基礎と中級編のみ修了)でNVCを1年ほど学び、メンタルモデルを扱うことの大切さを体験できた。

自分のケースで取り扱った痛みと恐れは、振り返ると周りに沢山支えられて少しずつ受容し始められている。自己存在の受容は2018年に2回くらい数十人の前で号泣したり、マインドフルネスの大家のジェレミー・ハンターさんのソーシャルリーダー向けセッション、CRR Japanのシステム・コーチング®で仕事で活用できるスキルを学びながら、自分のメンタルモデルと向き合って。
結果、色々ありこの4月から正社員+別会社で個人事業主勤務と新しい在り方も始められた。(何よりパートナーとまだ1歳の娘からの愛が自己存在の受容を助けてくれている)

この記事は3月のイベント終わってからすぐ書くつもりが全然言葉が出てこず、3か月経てやっと書けた。ちなみに大助君は両親との対話を何度も何度もして、あるとき自己受容できたらしく、私もいまジェレミーさんの「トランジション・セッション」に参加中。両親との対話を今年する予定(とっても気が重い)。

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