社会起業家の「創業者の継承/退任」プロセスを、公開の場ではなす

昨日、スタンフォード・ソーシャル・イノベーション・レビュー(SSIR)にて、上記のテーマのシリーズ記事が公開されました。

 ”Finding the Way Forward When Founders Leave”
https://ssir.org/finding_the_way_forward_when_founders_leave


最初の記事は、「創業者のトランジションの5つのステージ」。
曰く、『すべての社会起業家は、自分たちのベンチャーを「自分の赤ちゃん」と考えている。辞任のプロセスにおいて創設者は多くの場合、5つのグリーフの段階を経る。”denial, anger, bargaining, depression, and acceptance”

 
  
私が新公益連盟(社会起業家等100名以上の経営者の連盟組織)の事務局を担当していたこの4-5年、世の中的に「社会起業家/チェンジメーカーは死ぬまでビジョンに準じる」みたいなところがあったように思えた。
でも、少しずつ創業者の退任・体制変更する事例が出てきて、「創業者もトランジションがある。第2の人生を歩んでいい」という当たり前のことに驚いた記憶がある。
 
一方で創業者の世代交代や、後継者問題等をどうするか?創業者のセカンドキャリアは?みたいな話題がソーシャルセクター内にもあがってきた。(もちろんソーシャルセクターだけのテーマじゃないけど)
 
 
いまは、創業者のトランジション、退任みたいなことも「タブー」ではなくなってきたのかな、という印象があるけど、
じゃあどう組織/事業を成長させていくのか?その際の創業者の継承プロセスや戦略は?という議論や記事は、まだあまりないと思っている。
なので今回のSSIRのシリーズ記事はとても楽しみで、日本でもこれをきっかけに話題になるといいな~と期待しています。
  
 
(参考)最近のSSIRは、チェンジメーカー等の社会変革に携わるステークホルダーの内面を取り扱う記事が下記含め多く出ていて。
今回もスキル的にどうするか?だけでなく、
創業者、後継者、スタッフ、他ステークホルダー、サービス受益者等々がHAPPYな形でどう継承プロセスを歩めるかがフォーカスされている印象です。
 
記事「チェンジメーカーの内的な幸福と社会変革のつながり」


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