推し短歌 2007年の日曜朝編
星空に釣り糸垂らすかのごとく青き流し目伊達眼鏡ひかる
砂粒のように乾いた調べかな「先輩」と呼ぶ声のあざとさ
取調室さえ君のステージか二枚舌のトークライブよ
龍宮にいざなう亀のヒレゆらり言葉の海を突っ切っていく
戻らない電車に乗って去る人の「またね」の嘘を信じている
着想のモデルは、日曜朝に戦う仮面のお兄さん・お姉さんたちのドラマから、2007年の青い亀。
わたしにとっては、特撮ドラマにおける最初の「推し」であり、フィクションにおける理想の男の子像のようなキャラクターです。
いつか、未来で。