UXデザイン

UX(UserExperience)とは?
直訳すると「ユーザー体験」のことです。
最近はWebサイトやアプリケーションの開発の現場でよく使われている言葉ではありますが、UX自体は以前からあるものです。

体験をデザインするということですから、飲食店などでお店に入って
注文➡食事➡会計➡退店までをどうするか?などを設計することもUXデザインの一つです。
簡単に書きましたが、注文一つをとっても、店員を呼び止めるのか、呼び鈴で呼ぶのかはたまたタッチパネルで注文をするのか食券形式なのか。など様々な体験があります。

これらを一連の体験として設計し、よりよい体験をユーザーにしてもらうためにUXデザインというものが存在します。

またUXには制作側の意図が少なからず必要です。
こういった体験をユーザーにしてもらいたい。
という意図があるからこそ、ユーザーがそれを体験した際に「驚き」や「感動」を生み出します。

なぜ今UXデザインが必要とされているか?
似たような製品やサービスに溢れ、差別化が難しくなってきています。また、機能だけで優位性を得るということも難しくなっています。ヒット商品やサービスを作るためには、ユーザーの行動や本質(インサイト)を理解し、コンセプトやストーリーなどを使い、新たな驚きや感動・喜び、体験の心地よさ・使いやすさ・便利さといったエモーショナルなアプローチが必要になってきています。

基盤にデザインが乗り、新たな体験を生み出すことができます。
例えば同じチャットツールであっても
・LINE
・FBMessenger
・Slack
・ChatWork
など様々なツールがあります。やれることはほとんど同じかもしれませんが、それぞれの特性や体験によってユーザーは大きく違ってきます。
他にもTwitterやInstagramのダイレクトメッセージなんかも同じような機能を持っています。

またUXデザインを進めていくにあたって実際何をすればいいかわからないという方も多いと思います。簡単ではありますがUXデザインに必要なものをまとめました。

UXデザインに必要なもの

リサーチ
まずUXデザインをするにあたって、製品やサービスの前提条件や基本情報、課題などをまとめます。
カタログやWebサイト、または事前に行われていればマーケティングデータなど関係する情報を集め、分析していきます。

ペルソナ定義

ペルソナ
ペルソナとは、架空の人物像のことをいい、マーケティングにおいては、例えば企業が提供する商品やサービスにとって、特に重要で代表的な、ユーザの架空の人物像をペルソナに設定したりします。

ペルソナを複数定義しユーザの行動や心の動きに対して理解を深め、チーム内での認識をあわせます。

ユーザーニーズの洗い出し
ペルソナを定義した後、そのユーザーは何を望むのかを洗い出していきます。

コンテンツ(機能)リストの作成
洗い出したニーズをグルーピングし、それに対しての解決案を定義していきます。

カスタマージャーニー
ユーザーの体験の流れをまとめたカスタマージャーニーマップを作成します。

カスタマージャーニー
カスタマージャーニーとは、企画や事業などを立ち上げる際にあらかじめ設定した ペルソナの動きを可視化したものです。
ペルソナが必要としている情報を、タッチポイントのすべてにおいて適切なタイミングで提供するための設計図になります。

ストーリーボード
最後にカスタマージャーニーから汲み取れるストーリーを簡単なイラストなどを使って可視化していきます。

以上になります。
この後に要件定義を行い、UIデザインに入っていきます。

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