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大人にこそ読んでほしい!アラサー営業部が語るヤングアダルト本の世界
旬報社・営業部です!
弊社では、数年前から児童書いわゆるヤングアダルト本に力を入れていて、年間のラインナップも少しづつ増えてきました。
ヤングアダルトとは12歳~18歳くらいの世代を指します。
もう子どもでもないけど大人ではない。
そんな大人へと成長過程にいる読者たちに向けた本がヤングアダルト本です。児童書とのちがいが曖昧ですが、弊社では小学校高学年~中1くらいの子どもたちでも読めるような内容の本を「YA・ヤングアダルト本」としています。
旬報社がこうした本を企画するときには、「社会への入門書」となるよう意識しています。
SDGs、社会課題、時事、ジェンダーなどのテーマは、身構えてしまったり難しく考えてしまうこともありますよね。
でも、社会を生きる上では必須のはず。
知識は自分の世界を広げ、多様な選択の中から判断するときに役立ちますし、友達や家族を守るためにも使えて、生きていくうえで本当に大切なものです。
そして、大人こそヤングアダルト本はおすすめです!
テキスト情報だけではなく、図解や写真を多用したグラフィカルなつくりなので理解がはやく、難しいテーマの入門書としておすすめです。
私自身もヤングアダルト本が大好きです。
1年前に刊行した『コンプレックスをひっくり返す』/吉野なお(著)で得た知識はいまに生きているし、いい変化がありました。
![](https://assets.st-note.com/img/1728022236-htSdx8WK63LPJRfQgCAeBcV4.png?width=1200)
この本は、「ボディポジティブ」がテーマ。
自分のコンプレックスと「外側(=社会)」との関係を見つめ、コンプレックスはどういうしくみで作られて、どんな意味があるのか解き明かすという内容です。
コンプレックスを刺激するビジネスやSNSなども解説し、自分の身体をもっとフラットにポジティブに見ることを促しています。著者の吉野さんの過激なダイエットや過食などの経験もつづられていますので、リアルで読み応えがあります。
私も本を作りながら読むなかで、いままで気になっていたコンプレックス(「毛深い」「ニキビ跡が気になる」というもの)の認識に変化があり、じょじょに「個性」として捉える視点が芽生えました。
「そんな自分もいいな」「これはこれでよい」と自分に「OK!」が出せるようになったことで他者との関係も変ったように思います。
以前と比べてみると、必要以上に自己否定で落ち込むことが少なくなったことで、快適な心持ちで過ごせているかもしれません。
ヤングアダルト本は、わかりやすいつくりを目指していますが、難しいことをわかりやすくする工夫を凝らしているので、レベルが低いわけではありません。大人でも十分納得のいく内容で、入門書としては充分です。
もし気になった方は、お近くの図書館や最寄りの書店の児童書・ヤングアダルトコーナーにお立ち寄りください。
今回紹介したような四六判の書籍だけでなく、大判で地図や写真などがいっぱい載っている本は眺めているだけで楽しいものです。
私は他社のヤングアダルト本もよく読みますが、調べものをするときによく参考にしています。
今年おすすめの旬報社のヤングアダルト本についてまとめたカタログをつくりましたので、興味のある方はこちらからどうぞ(PDF)↓
https://www.junposha.com/files/YA%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%83%AD%E3%82%B02024.pdf
次回は、38歳の女性からいただいた弊社YA本の感想をご紹介します!
ではまた~
Photo By Unsplash / yuri-efremov