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チャリティトークイベント『珠洲の話をしよう、江の島で〜民話編』開催します

藤沢市を拠点に活動する建物を持たない劇場「ランドスケープシアター」と、2022年、2023年に石川県珠洲市にあるスズ・シアター・ミュージアムで演劇公演を行ってきた「さいはての朗読劇」がタッグを組んで、1月に起きた北陸震災、9月に起きた豪雨災害に対する教育文化芸術面への被害に対する支援を目的としたチャリティートークを行います。
 さいはての朗読劇からは、演出家・長塚圭史、詩人・大崎清夏、作曲家・阿部海太郎に加え、昨年出演した俳優・常盤貴子が登壇。石川県珠洲市からは現地の民話や昔話の読み聞かせ活動を行っている「どんぐりの会」をお招きし、珠洲の魅力や現状をお聞きします。民話の朗読では阿部海太郎が音楽を添えます。また会場では、美術家・南条嘉毅イラスト、KIGIデザインのチャリティグッズを販売いたします。(グッズの販売収益はイベント寄付金とは別に「あいの風Project」を通じて寄付が行われます。

さいはての朗読劇×ランドスケープシアター

『珠洲の話をしよう、江の島で〜民話編』

概要
日時:11月16日 ①13:00 ②17:00(開場は30分前)
会場:サムエル・コッキング苑 UMIYAMA GALLERY
  https://enoshima-seacandle.com/
ドネーション制※要事前予約
(一口3000円から) 
※当日受付にて募金箱に入れてください。
定員各回70名

UMIYAMA GALLERY

出演
阿部海太郎(作曲家)
大崎清夏(詩人)
常盤貴子(俳優)
長塚圭史(演出家)
木津潤平(舞台美術家)

ゲスト
正司美枝子(どんぐりの会)
坪野節子(どんぐりの会)
橋本伸子(どんぐりの会)
from珠洲

どんぐりの会の皆さん

主催者からのメッセージ
 私たち「さいはての朗読劇」は一昨年、石川県珠洲市大谷地区で産声を上げました。第一回公演『珠洲の夜の夢』は、シェイクスピアの『真夏の夜の夢』に想を得て、能登・珠洲に伝わる古い民話や伝説を織り交ぜて大崎清夏が書き下ろした物語でした。会場のスズ・シアター・ミュージアムは珠洲市全域から民具が集められ、南条嘉殻のキュレーションにより多くの美術家によって設られたアートインスタレーション空間です。そこで地元の方々にも出演協力をいただき、東京からは北村有起哉を主演に迎え、珠洲の昔と今を繋ぐ劇空間を作り出しました。
 翌年の奥能登芸術祭では第二回公演として『うつつ・ふる・すず』(作・大崎清夏)を発表。珠洲に縁のある俳優・常盤貴子と、地元の女子高校生を出演者に迎え、昭和の珠洲に生きた女性たちの物語を色彩感豊かに蘇らせました。
 ミュージアムは高台にあり、外浦と呼ばれる美しい海岸線から日本海を一望できます。第二回公演から半年も立たないうちに、震災の甚大な被害により、外浦の海は姿を変えてしまいました。
 私たちにできることは何か、それは珠洲の土地や人々の魅力を皆さんにお伝えすることだと思っています。そこで今回は朗読劇にも出演していただいた「どんぐりの会」をお呼びして、ご来場の皆さんに直接珠洲の声を伝えていただく機会を作りました。奥能登の歴史や文化を楽しんでいただきつつ、災害によって傷ついた珠洲に思いを馳せる時間になれば幸いです。
(さいはての朗読劇 チーム一同)

 演劇というのは物語と観客と場所が出会う行為だと私達ランドスケープシアターは考えています。クロード・レヴィ=ストロースという文化人類学者によると、物語というのは旅をするのだそうです。『月の裏側』という書物には、日本の『因幡の白兎』が、はるか北アメリカのナバホ族の神話と繋がっているという事が書いてあります。つまり、物語というのは新しい場所に出会う事で新たに生まれ直すのです。それが民話となっていくのかも知れません。
〈珠洲〉という「さいはて」の地から旅をしてきた物語が反対側の「さいはて」である〈江ノ島〉という場所に出会い、そこで新たな民話のようなものが生まれる瞬間を、皆さんと共有したいと考えています。
(ランドスケープシアター主催 木津潤平)


※寄付金は振り込み手数料等を除き2024年1月に起きた北陸地震
 9月に起きた豪雨災害の被災地復旧・復興に関わる団体・基金に全額寄付されます。
※寄附金控除証明の対象外です。証明書等の発行はできかねますのでご了承ください。

事前予約申し込み https://landscapetheatre.com/saihate/


プログラム
第1部:トークセッション1 
珠洲市の現在をどんぐりの会の皆様に伺います。

第2部:リーディングセッション 
珠洲市の民話をどんぐりの会の皆さんに
いくつか披露してもらいます。
阿部海太郎の演奏付きで!

第3部:トークセッション2 
これまでの珠州これからの珠州
民話を元に珠州という場所について話します
訪れた出演者たちにとっての珠洲市
そしてこれからの珠洲市について
今日、遠く江ノ島にいる私たちに何ができるのか??
珠洲市からの声を紹介。
寄付金・チャリティグッズの紹介などして会を締めくくります。

舞台監督/伊東龍彦
音響/伊藤豊 照明/岡野昌代 鈴木泰人
メイク/赤間直幸
制作/イトウ音楽社

主催
ランドスケープシアター さいはての朗読劇
企画
さいはての朗読劇 
企画協力
あいの風PROJECT 南条嘉毅 西海一紗 
後援
藤沢市 江ノ島電鉄
Thanks to
珠洲市
奥能登国際芸術祭実行委員会 スズ・シアター・ミュージアム
アートフロントギャラリー


問い合わせ先
ランドスケープシアター(木津) info@landscapetheatre.com
さいはての朗読劇(伊藤) utaqua@gmail.com

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