見出し画像

【陰ヨガ】夏の元気は“食欲”から

Junostyleでは、毎月テーマに沿って陰ヨガをご紹介しています。陰ヨガを教え始めてからかれこれ15年になりますから、過去に書いたコラムを加筆してnoteでもご紹介しようと思います。2015年の7月の陰ヨガテーマは、「食欲と健康」でした。この月は、陰ヨガのポーズ〈ドラゴン2〉を深める月間にして、夏の元気を保つ陰ヨガを追求しました。

股関節の柔軟性と姿勢の改善

ドラゴン2は、「キツい!!」という人と、「気持ちいい!!」という人に、好みが両極端に分かれるポーズです。 初心者さんには少し難しいかもしれませんが、股関節の柔軟性をアップさせたい!という方には、とても効果が期待できるポーズのひとつです。 股関節の柔軟性が増すことで下半身の可動域が広がり、その結果、運動能力が高まります。 ランニングなどの股関節の柔軟性を必要とする運動をされている方には、体のメンテナンスに、是非、取り入れてほしい陰ヨガポーズです。

さらに、股関節の柔軟性は、骨盤をただし姿勢の改善にも繋がります。 正しい姿勢は、気の巡りをスムーズにし内臓の健康を保ちます。夏の季節に、むくみや肥満、胃の不調でお悩みの方にはオススメのポーズです。

夏の元気は“食欲”から!

当たり前のことに思いますが、ご飯が美味しく食べられるかどうかは、内臓の健康のバロメーターです。 中医学では、体の健康を維持するための栄養を摂取するには、消化活動が正常であることが大切と言います。 つまり、健康の第一歩となります。夏は、湿度が高く、湿気を嫌がる胃にダメージを与えやすいのです。 だから、夏こそ食欲を大事にしたいのです。 胃は、ドライな状態を好みます。食べ過ぎたり、飲み過ぎたり、 胃に負担が大きい食べ物を摂取しすぎると、消化に時間がかかったり、消化不良となり湿度が多い状態になります。 胃もたれ、食欲不振となって表に現れますので、食欲は健康のバロメーターとして分かりやすい指標になります。 経絡理論によると、消化のエネルギーが最も働く時間は午前中です。だから、朝ご飯をもりもり食べることが元気の秘訣となります。

ドラゴン2は胃経に関係

ドラゴン2は、そのポーズの特徴から胃経と関係しています。ポーズ1つで何かが解決できるわけでなないので、当然、その前後の流れなどシークエンスの構成が大事なのですが、陰ヨガだから効果が期待できる経絡理論を取り入れたシークエンスでプラクティスすると、私の経験上、身体への影響は少なくないと思います。実際、胃の調子が良くない時に、脾胃経のプラクティスをすると消化力がアップする気がします。夏は、前述した通り、消化器の健康維持が大切ですから、寝る前にちょこっとプチ陰ヨガをやることをおすすめします。寝苦しい夜でも、比較的ぐっすり眠れて翌朝気持ちがいいですよ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?