Episode7:全国の飲食店に届けたい想い
前記事のEpisode6はこちらから。
また全エピソードはこちらから!
自分の大好きな飲食店はじめ全国のお店を守るためにできることを考え、「各店が自走できる仕組み作り」を志しました。
全国の飲食店の完全無料自社ECサイト作りを目指す「無料通販化計画」
FREEC Shop Project
このプロジェクトは、
大好きな飲食店を救いたい思いで走り出した僕と、そこに共感してくれた安藤さんと、全国飲食店の皆さんのお店が、自分たちで無料で全国に商品を販売できるページ作りの仕組みを作ったお話です。
これで飲食店が通販を始められる!
Episode1〜6で、実際に僕たちが歩んだ道を全て公開しました。
このように、無料かつ簡単に通販ページの作成ができるのです。
(今回のサンプルで作ったページになります)
あとはこのURLをどう拡散するか、ですね。
・常連さんに直接送る
・テイクアウトする店にQRコードのポスターを貼る
・商品の中に1枚ビラを入れる
・店舗のSNSでリンクを発信する
・店舗の公式HPにニュースとして入れる
・食べログ等のポータルサイトの紹介文に入れる
などなど、ここはいろんな手段があります。
ただ、いずれにせよ制作費やサーバー費、決済やプラットフォームの利用料など一切かけずに、0円で自社の通販サイトを始めることができる訳です。
アイデアを生み出した自分の人格
改めて振り返ると、今回のプロジェクトは自分の今までの居場所と経験から生まれたんだな、と実感しています。
最後の振り返りだと思って、少しお付き合いください。
A:長野県の田舎生まれの自分
僕は長野県の富士見町という、八ヶ岳の麓の標高1,000mくらいの場所が地元です。
少子高齢化が進み、商店街は閉まり、観光客も減少傾向。
でも大好きな地元をなんとか存続させたい、盛り上げたい!
そう思って考えた仕組みが、今やっている「体験特化型ふるさと納税サービス さといこ」です。
人とお金を全国に動かして、各地の自治体や事業者が自走できる仕組みを作る。普段はそんなことをしています。
そんな地方で育ったからなのかも分かりませんが、僕にとって飲食店はかけがえのない存在です。
地元に飲食店はあまりないので、基本は毎日おうちご飯。
部活から帰ってきて母が作ってくれたご飯を食べるのが当たり前(ありがたい、、!)でした。
たまに家族で行く外食って、かなりのご褒美。
全国にあるチェーンのお店だって、外食できること自体に特別な想いがあるからとても幸せでした。
大好きな地元の中でも、特に飲食店はかけがえのない存在。
つまり一人の客として、飲食店が存続する価値を知っているつもりです。
B:東京都の恵比寿にいる自分
大学から上京し、神奈川県の日吉に住んだ後、恵比寿駅から徒歩でギリギリ歩けるところに住んでいます。
前述の通り飲食店が大好きな僕は、いくらでもお店に行ける環境を存分に生かして、いろいろなお店にお邪魔しました。
それでも、3年くらい通っている飲食店はこのQだけ。
ひとり暮らしの自分にとって、「おかえり」と言ってくれるスタッフの皆さんや常連の皆さん。そしておいしいお酒とご飯。
とても居心地が良くて、僕にとってのサードプレイスになりました。
東京に住んで1つのお店を愛することを知り、お店の人と話すことで飲食店の目線も知れました。
自分の経験をもとにできることを考える
そんな二つの自分が混ざって生まれたここまでのプロジェクト。
・地方での飲食店が存続することの価値を客として知った
・東京のお店に深く入り込み飲食店側の目線を学んだ
飲食店に二つの側面からの特別な想いがあってこそ、今の自分にできることを探せたんだと思います。
そして今回重要だったと思うのが、自分ごと化。
飲食店は、世間が思った以上に本当に困っている。
営業するにもコストがかかる、でも客足はかなり減った。
新しいテイクアウトや通販を始めるにもコストと時間がかかる。
その実店舗の温度感をQの皆さんから教えてもらい、話し合えたからこそ実現できたと思っています。
今回やはり一番気にしたのはコスト。
安藤さんも僕も、悩んでいる全国の飲食店を救いたいので、完全無料で全てを設計しました。
「既存のサービス使ったらできるよ!」の声も沢山いただきましたが、それを使うよりも「徹底的に無料にこだわる」。
それは、飲食店の目線を自分ごと化できたからだと思っています。
アイデアを実行するのは行動
広告代理店の仕事をしていた時からずっと悩んでいたことがあります。
アイデアを思いつくことはできるけど、
それを実行するのは自分1人ではできない。
もう1つ広告代理店で学んだことがあります。
自分ができることを客観的に見て、
足りない部分を補える人に協力を仰げばうまくいく。
今回はまさにこの通り。
まず、自分がやりたいこととできないことを明確化。
そして、求める条件を加えて協力を仰ぐ。
まさにこのツイートで全てが始まりました。
Twitterとbosyuさんには本当に感謝ですね。。
共感されるものは拡散する
このプロジェクトを始めた時、僕のTwitterのフォロワーは200人程度。
これでは広く拡散するとは言えません。
だけど、「本当に飲食店をなんとかしたい!」という想いを書くことで、関わりの無い人からも見つけてもらい、共感を得て、拡散していきました。
意識して情報を広げるのはもちろんだけど、良い情報は勝手に広がるものですね。
いろいろな人に見つけてもらえる種まきこそが大切だと実感しました。
(タグとかですね。。)
これから作りたい未来
コロナウイルスは終息の兆しが未だ見えません。
これからどんな時代になるのかは誰もわかりません。
ただ、唯一言えることは「コロナの前後で常識は変わる」ということ。
いままでは仕事帰りやデートに、飲食店によって乾杯することが当たり前。
でも、これからはオンラインや家飲みが当たり前になって、飲食店に行くこと自体が億劫になるかもしれない。
そうなったら、飲食店という概念がなくなるかもしれない。
これくらいの大ごとなんです。
でも、僕はなんとかして飲食店を守りたい。
僕にとっての飲食店は、ただお酒を飲んでご飯を食べるだけじゃない
場所としての価値があるんです。
おかえりを言ってくれる人と場所。
だから飲食に行っているのではなく、人に会いに行っている感覚。
そんなコミュニティとしての価値が間違いなくあるし、それを守ることが僕の仕事だと思っています。
東京だけでも長野だけでもない。
全国どこにだって飲食店はあるし、1つでも多くの飲食店を助けたい!
だから皆さん、少しでも広く情報が届くように力を貸してください!!
#FREECshop
このタグで、Twitterなどの拡散を頂けると助かります。
そして、全国の飲食店の皆さん!
わからないことがあったら相談に乗りますので、Twitterに連絡してください!
僕も皆さんと一緒に頑張って前に進んで行こうと思います!
全国の飲食店がまた笑顔で溢れる日が来ますように。
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