FMおだわらの番組に出演することになった
ラジオ番組にゲスト出演することになった。
いまのまいさんがパーソナリティをされているFMおだわらの「まいのアイドルメモリーズ」という番組。なんと1980年から1995年までにリリースされた曲だけで構成される番組。しかも「アイドル」に限る。
なかなか、渋い。
私が作詞家になったのは、1984年なので、がっつりこの年代。
いまのまいさんとは、森川美穂姐さんのライブで、何度かお見かけしていた。今年の7月にも楽屋でお会いした。
ご挨拶をしていたら、番組に出ませんか?という突然のお誘い。
んんん〜出たところで、私を知っているリスナーさん、いらっしゃるかしら?
すると、まいさん、
「いらっしゃいますよ!純子さんの書かれた作品、リクエスト沢山来ているんです」
とのこと。
マジすか。
長生きしてみるもんだ。
「秋にオンエアの予定を考えますので、連絡いたしますね」
と、まいさんと約束し、その日は別れた。
2023年の今、1980年代の曲が再度、聞かれるようになったのは事実。
しかし、作詞家まで興味を持つリスナーさんは、本当にいるのか。
リクエストゼロだったら、なかなか淋しいものがある。
その時は、笑って「いつかまたの機会に」と、お伝えしよう。
9月に入り、いまのまいさんからのご連絡。オンエアは、9月下旬にいたしましょうと。
あ。本気だったんすね。
ありがたき幸せ。
「オンエアまでの番組中、純子さんの書いた曲のリクエストを募集しますので、集まったらデータで送ります」
いやいや、来ませんって。
ヒット曲ないですもん。
誰も私のこと知らないですもん。
そして、今週のアタマ、まいさんからデータが送られてきた。
来てるやん、リクエスト!
リクエストばかりではなく、メッセージや質問の数々。
すごいな、ビスリーチ。
って言うCMがアタマの中、ヘビロテする。
私が忘れかけていた曲もあるし、そこまで深読みしますかー⁈っていう質問もある。
すごいぜ、ビズリーチ。
同時に涙ぐんでしまう。
ここのところ、一年に数えるくらいしか仕事をしていない。自分でも職業を忘れそうな毎日を送っている。
はぐれてしまった自分の子供達がどこかへ辿りついて、元気に生きていてくれた・・・みたいな気持ちになる。
いとおしい。
「リクエストいただいている中で、エピソードをお話しいただけるものがあれば、お願いします」
話せます。なんでも。
そして、録音当日。
スタジオは、銀座にあった。
私の登場するところは全部、録音。
まあ、あれですわ。
曲にまつわるエピソードとかって、私だけが関わる内容ではない場合もあって、余計なことまで喋ってしまったら、よろしくない。
ワタシのことなので(笑)
録音のほうがいい。
番組は、一時間。
まいさんは余裕を持って、二時間、スタジオを押さえてくれていた。
いよいよ、本番。
まいさんの軽快なトークにリードされ、しゃべるしゃべる。
あんなことから、こんなことまで。
30年以上前に書いた曲なのに、当時のことが昨日のことのように思いだせる。
歌は、タイムマシーンだ。
いつでも、あの頃へ飛んでいける。
10曲近く用意していたのが、おしゃべりのせいで、かなり減ってしまった。
リクエストいただいたかた、ごめんなさい。
後半、かなり場が和んだところで、突然、まいさんが、私に近づいていた。
おもむろに右手が伸びてきて、パシッ!と、私のおでこを叩いた!
え?え?えー?
「ごめんなさい!蚊がいたんです!
さっきから、ずっと気になっていて!
本当にすみません!」
あははははは〜!
ありがとうございます!
更に和んでしまった。
まいさんは、パーソナリティだけじゃなく、シンガーでもある。共通の知り合いも結構いることが分かり、驚いた。
さらに驚いたのは、同じ星座、同じ血液型だった。だからか、感動するところや、好ましくないと思うポイントが同じだった。
すごいな、ビズリーチ。
どんな曲がかかり、どんなおしゃべりをしたかは、オンエア前なので、ここでは書かないでおく。
です。
よろしければ、聞いてみてください。
願わくば、蚊の件は、そのままオンエアして欲しい私なのであった。
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