ジュノ

作詞家。ゆるゆるとupしています。

ジュノ

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記事一覧

突然 秋がやってきて
開けた紅茶

一口目は深呼吸
おかえりなさいと秋が言う
さみしくなるよと秋が言う

さみしいのも好きなのよ
と こっそり答えるのは
夏がまだ近くにいるから

頑張った人が
報われますように
辛かった人が
素直に泣けますように

秋は色んな祈りで満ちてゆく

ジュノ
7日前
5

今更でごめん、マニアックな話でごめん、点描の唄が凄すぎるって話していいですか?

夏が終わっちゃうね。 まだまだ暑いけど、風の中、夏が本気度を無くしてる。 「ちょっと疲れてきたから、そろそろ帰るね。また来年ね」 って、夏に言われてる感じがするん…

ジュノ
3週間前
11

父が生まれて今日でなんと百年って話

2024年8月24日、本日、我が父が生誕100周年を迎えた。 めでたい。 まあ、生きていれば、の話。 父は5年前に亡くなったので、地上で生誕祭!と言ってもあちらの世界で「はあ…

ジュノ
4週間前
12

久しぶりの東京
駅に降り立った瞬間
サウナかと思った

地下鉄を乗り継ぎ渋谷へ
なぜ丸の内線?
JR渋谷駅が苦手なのよ

ピカピカの赤い車両は
玩具みたいに可愛かった
特に丸い窓がツボだった

初めて住んだ東京の町は
新宿御苑前
毎日乗っていた丸の内線は
幼馴染みのように思うのよ

ジュノ
1か月前
11

次の花火を待って
誰もが沈黙する瞬間が好き
わかっていたのに
大きな音に驚く笑顔が好き

雲の間をねって
飛行機が飛んでいく
空の上からの花火は
どんなふうに見えるんだろう

終了の合図とともに
誰もが無口になると
また 来年ねって君が言う
その余韻に抱かれ
眠る夏が大好き


ジュノ
2か月前
13

まだまだ精進いたします

40歳になりました。 嘘です。 作詞家になって、今日できっちり40年たちました。 宇佐美ゆかりさんというアイドルの2枚目のシングル「Shock!」の、B面(今で言うカップリン…

ジュノ
3か月前
21

今日 仙台の空に現れた
ハロという現象
お天気が下り坂になるらしい
私には空が大きく手を広げ
あなたを迎えている気がした

これからは
あなたを思う時
空を見上げるでしょう
痛みのない世界で
どうか安らかに

言えなかったさよならは
いつまでも とっておこう
また 会える時まで

ジュノ
3か月前
8

歌に愛されたかたでした。

さっき、昔からの音楽仲間がすまなそうにメッセージをくれた。 門倉有希さんが空へ旅立たれた、と。 信じられなくて、 信じたくなくて、 検索して、 事務所に確認した。 …

ジュノ
3か月前
10

薔薇は素敵。薔薇を育てるひとはもっと、素敵。

五月が一年中で一番好き。 終わってしまったけど、まあ、六月もその次に好き。だから、今月も楽しみではある。 五月が好きな理由は、沢山あるが、薔薇が咲くというのも、…

ジュノ
3か月前
20

美穂姐さん牛タン食べずに仙台を後にしたらしいよ

森川美穂姐さんの仙台ライブがあった。@ピアノサロン ルフラン。 あ、参戦した。 とか、言うのか?若者っぽく言えば。 まあ、どっちでもいいんだけど。 今回は、14時半…

ジュノ
4か月前
39

母の入院ドタバタ日記後編

母が入院した。 一過性脳虚血発作と言う一時的に脳の細かい血管に血が通わなくなる病気だ。 一週間ほど入院することになった。 前編がこちら。 昨今の諸事情により、お見…

ジュノ
5か月前
16

母の入院ドタバタ日記前編

母の様子がおかしいと、実家にいる姉から仕事場へ電話があったのは、昨年末だった。 昼ご飯を食べていたら、母が急に「左手の感覚がない」と言い出したらしい。呂律も回ら…

ジュノ
5か月前
8

それぞれの舟

どんなにそれが高級だとしても 手に取ることがなくなった服に それほどの価値が もはやあるとは思わない それと同時に ノーブランドでも 着心地が良くて いつも手に取りた…

ジュノ
5か月前
4

パン屋探して三千歩

久しぶりにシャバへ出た。 ずっと行ってみたいと思っていたパン屋さんへ向かう。 昨今、ブームだった高級食パンにはあまり興味がない。 柔らかすぎて、お菓子みたいで、ち…

ジュノ
5か月前
12

今日 気づいたこと
自分にとって大きな変化があったのは
全て閏年だった
作詞家になったのも
英国に暮らし始めたのも
帰国したのも
大切な人に再会したのも・・・
全部 閏年
時間修正する地球からの
不意のギフトなのかな
今年は何があるのだろう
ちょっと怖くて
ちょっと楽しみ

ジュノ
6か月前
8

まだ何も持っていない頃
仲良くなった友達がいた
放送局のバイトの先輩
 
数年後彼女は放送作家になった
豊かな感受性と突飛なアイデア
彼女の感性はいつも私を励ました

彼女が大好きな苺を今年も送る
未熟だった時代の甘酸っぱい香り
彼女がこの世にいる限り
頑張れそうな気がするんだよ

ジュノ
7か月前
8

突然 秋がやってきて
開けた紅茶

一口目は深呼吸
おかえりなさいと秋が言う
さみしくなるよと秋が言う

さみしいのも好きなのよ
と こっそり答えるのは
夏がまだ近くにいるから

頑張った人が
報われますように
辛かった人が
素直に泣けますように

秋は色んな祈りで満ちてゆく

今更でごめん、マニアックな話でごめん、点描の唄が凄すぎるって話していいですか?

今更でごめん、マニアックな話でごめん、点描の唄が凄すぎるって話していいですか?

夏が終わっちゃうね。
まだまだ暑いけど、風の中、夏が本気度を無くしてる。
「ちょっと疲れてきたから、そろそろ帰るね。また来年ね」
って、夏に言われてる感じがするんだよ。

ちょっと寂しい。

あんなに「憎き熱中症!」って言ってたのにね。
夜になると、秋の虫が鳴き始めるんだ、東北は。

今更で悪いんだけど、最近、どうにもこうにもハマってしまった曲がある。

Mrs.Green Appleの「点描の唄

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父が生まれて今日でなんと百年って話

父が生まれて今日でなんと百年って話

2024年8月24日、本日、我が父が生誕100周年を迎えた。
めでたい。
まあ、生きていれば、の話。
父は5年前に亡くなったので、地上で生誕祭!と言ってもあちらの世界で「はあ、そうですか」くらいにしか思っていないだろう。

100年前、1924年、日本は世界は、どんな風だったんだろう。

先日終わったばかりのパリオリンピック。
100年前の1924年もパリだった。
百貨店が登場したのも100年くら

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久しぶりの東京
駅に降り立った瞬間
サウナかと思った

地下鉄を乗り継ぎ渋谷へ
なぜ丸の内線?
JR渋谷駅が苦手なのよ

ピカピカの赤い車両は
玩具みたいに可愛かった
特に丸い窓がツボだった

初めて住んだ東京の町は
新宿御苑前
毎日乗っていた丸の内線は
幼馴染みのように思うのよ

次の花火を待って
誰もが沈黙する瞬間が好き
わかっていたのに
大きな音に驚く笑顔が好き

雲の間をねって
飛行機が飛んでいく
空の上からの花火は
どんなふうに見えるんだろう

終了の合図とともに
誰もが無口になると
また 来年ねって君が言う
その余韻に抱かれ
眠る夏が大好き


まだまだ精進いたします

まだまだ精進いたします

40歳になりました。

嘘です。
作詞家になって、今日できっちり40年たちました。
宇佐美ゆかりさんというアイドルの2枚目のシングル「Shock!」の、B面(今で言うカップリングね)で「トビウオたちの夏」と言う曲でデビューしました。

あ、作詞家もデビューと言うのか?と、疑問に思った方、私もそうでした。笑
当時のマネージャーが、そう言ってくれたので、調子に乗って「デビュー」とか言っています。
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今日 仙台の空に現れた
ハロという現象
お天気が下り坂になるらしい
私には空が大きく手を広げ
あなたを迎えている気がした

これからは
あなたを思う時
空を見上げるでしょう
痛みのない世界で
どうか安らかに

言えなかったさよならは
いつまでも とっておこう
また 会える時まで

歌に愛されたかたでした。

歌に愛されたかたでした。

さっき、昔からの音楽仲間がすまなそうにメッセージをくれた。

門倉有希さんが空へ旅立たれた、と。

信じられなくて、
信じたくなくて、
検索して、
事務所に確認した。

本当だった。

20年ほど前、
「J」という曲を唄ってくださり、 
それがご縁で、
「桜のそら」を書かせていただいた。

ごめんなさい。  

どうしてなんだろう。
どちらも亡くなったかたを愛おしむ内容だった。

有希さんには、二

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薔薇は素敵。薔薇を育てるひとはもっと、素敵。

薔薇は素敵。薔薇を育てるひとはもっと、素敵。

五月が一年中で一番好き。
終わってしまったけど、まあ、六月もその次に好き。だから、今月も楽しみではある。

五月が好きな理由は、沢山あるが、薔薇が咲くというのも、そのひとつ。
八重の薔薇?って言う表現微妙だけど、近所にこんな薔薇が咲いている。

わあ〜ってため息が出るくらい優雅。 
最近は、このタイプの薔薇に心奪われている。

自宅から30分くらい歩いたところに、薔薇を毎年見事に咲かせているお宅が

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美穂姐さん牛タン食べずに仙台を後にしたらしいよ

美穂姐さん牛タン食べずに仙台を後にしたらしいよ

森川美穂姐さんの仙台ライブがあった。@ピアノサロン ルフラン。
あ、参戦した。
とか、言うのか?若者っぽく言えば。

まあ、どっちでもいいんだけど。

今回は、14時半からの一回しかやらない。

みんな、ココロして見よ。

つうわけで、私はリハーサルから参加。
あ、参戦と言うのか?

どっちでもいいか。

アルバム「Brightest」からの曲をメインに、カバーもやるらしい。
何を唄うのだろう。し

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母の入院ドタバタ日記後編

母の入院ドタバタ日記後編

母が入院した。
一過性脳虚血発作と言う一時的に脳の細かい血管に血が通わなくなる病気だ。
一週間ほど入院することになった。

前編がこちら。

昨今の諸事情により、お見舞いや面会が出来ない。短期の入院とは言え、気になる。
容態もそうだが、なんかやらかしてないか、気になる。

病院の受付で担当の看護師さんを呼べば、着替えを渡すことが出来る。そのときに母の様子を聞くことが可能だ。
様子を知りたくて、毎日

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母の入院ドタバタ日記前編

母の入院ドタバタ日記前編

母の様子がおかしいと、実家にいる姉から仕事場へ電話があったのは、昨年末だった。

昼ご飯を食べていたら、母が急に「左手の感覚がない」と言い出したらしい。呂律も回らなくなっていたが、10分ほどで回復したと。
念のため、かかりつけ医に行こうと姉が医院に電話したところ、すぐに救急車を呼ぶように言われたそうだ。
うちではなく脳外科専門医に診せたほうがいいと。

え?そんな状況なんですか???

と、慌てて

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それぞれの舟

それぞれの舟

どんなにそれが高級だとしても
手に取ることがなくなった服に
それほどの価値が
もはやあるとは思わない

それと同時に
ノーブランドでも
着心地が良くて
いつも手に取りたくなって
良いことがあった日に
必ず身につけていたような服は
自分の分身のように感じる

それは誰かにとっても同じこと
母が出放せない古いセーターやエプロンにも さまざまな思いや物語があるのだろう

それぞれの舟に乗って
それぞれの

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パン屋探して三千歩

パン屋探して三千歩

久しぶりにシャバへ出た。

ずっと行ってみたいと思っていたパン屋さんへ向かう。
昨今、ブームだった高級食パンにはあまり興味がない。
柔らかすぎて、お菓子みたいで、ちょっと物足りない。
できれば全粒粉で出来ていて、胡桃やドライフルーツも入っているザクザクと食べ応えのあるパン ド カンパーニュみたいなのが好き。

ところが、なかなかない。
ザクザクした食べ応えのあるパンを置いてある店がない。

ネット

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今日 気づいたこと
自分にとって大きな変化があったのは
全て閏年だった
作詞家になったのも
英国に暮らし始めたのも
帰国したのも
大切な人に再会したのも・・・
全部 閏年
時間修正する地球からの
不意のギフトなのかな
今年は何があるのだろう
ちょっと怖くて
ちょっと楽しみ

まだ何も持っていない頃
仲良くなった友達がいた
放送局のバイトの先輩
 
数年後彼女は放送作家になった
豊かな感受性と突飛なアイデア
彼女の感性はいつも私を励ました

彼女が大好きな苺を今年も送る
未熟だった時代の甘酸っぱい香り
彼女がこの世にいる限り
頑張れそうな気がするんだよ