人と人をつなぐこと
地域で社長さんや企業の方を支援するお仕事をしていますが、一番楽しいというか面白いなぁって思うのは、いろんな立場の人を繋げて、化学反応が起きた時かなぁ~。
三浦半島は農家や漁師といった生産者の方も多いから、その生産者さんたちと商業者を合わすようなイベントをやったりしてます。
中でも面白かったのは、バスを仕立てて生産者さんの現場をめぐる大人の社会科見学ですかねー。食のマッチング商談会・生産者ツアーっていうのをやりました。
生産者さんを会議室に呼んで、取り組み内容を紹介するようなセミナーとかもやったんですが、生産者さんの良さがでないんですよねー。なんかセミナー会場だと緊張しちゃってる(笑)。
ので、畑や漁港といった現場に行くのがいいなぁと思いまして、商業者を生産者の現場に連れていくというのを何回かやりました。生産地を巡った後は、その生産者さんが作った野菜や魚を使った懇親会。地ビールが飲める「横須賀ビール」レストランで実施しました。
まあ、これが盛り上がるんですよね。
商業者の皆さんは実際に農家さん畑や漁港で説明を受けてるので、どういう風に育った野菜なのか、どこでとれた魚介類なのかが変わる。トレーサビリティがはっきりしたというか、作った人が目の前にいる懇親会。
これは盛り上がらないわけないですよね。
そうやってつながって行った人たちが、化学反応を起こして、新しい商品や企画をつくっていく。そんな流れを作り出すのがとっても面白いです。
横須賀・三浦半島は生産地と消費地が近いので、出来ることかもしれませんね。
大事にしている小耳力
いろんな業界の方を話しをしているとある業界で課題になっていることとある業界では必要に迫れていることなど、聞いたその時にはピンっと来なくてもあれ?この話って、こっちで生きるかも?とかある業界で当たり前のことがある業界ではめちゃくちゃ非常識で、その考え方がイノベーションにつながるヒントだったりすることがあります。
そういう小耳にはさんだことっていうのが、仕事をしていく上でたいせつだなぁって思ってます。すぐに必要にならなくても知っておいて、すぐ出せるように情報を整理しておくと後で生きることが多くあるなぁと思ってます。
業界の当たり前はほかの業界の非常識
あとその道にプロの人達って、普通に仕事をしていることをすごいことだと認識してないんですよね。当たり前に毎日やってるからなんでしょうけど、そのプロが当たり前にやっていることにこそ、価値があるなぁと思います。そこがPRするべきことだと。
肉屋が肉の部位ごと提供する食べ方ごとに包丁を変え、切り方を変えて提供している。なんでって聞いたら、口の中で髪切れるようにとか一番いい触感になるように考えて切っているとかって言うんですよ。そんなのきいたら、めちゃくちゃ感動するじゃないですか。けど、まったくPRしない、お客さまに伝えようとしていないんですよねー。
それをお客様に伝えましょうっていうのも僕の仕事かな(笑)。
その道のプロたちが当たり前にしている仕事。その当たり前にしていることにこそ、伝え価値が潜んでいると思っています。