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私の中の「1位思考」

猿渡歩さんの「1位思考」を読んで、自分の中でリンクする部分を考えてみた。
というのも、私自身「1位」にこだわった経験があるようなないような、、徹底して1位にはこだわってこなかったように思ったからだ。
猿渡氏のこだわりとエッセンスが随所に見られた本だった。

やりぬく力

猿渡氏は徹底的に「やりぬく力、1%にこだわる」。
私には負けず嫌いな部分もあり、幼いころから1位にこだわった部分もあった。例えば小学校時にあった読書メーター。本を1冊読むたびに教室の壁の模造紙にシールを貼るというもの。ほかにも縄跳びの技術や飛び続ける記録を争ったり。
中学に入ると成績で負けず嫌いが出た。
でもその頃から、「頑張っても届かないものがあるのかも・・・」ということを知る。嫌いな英語は単語を覚えてもなかなか成績が上がらなかった。振り返るとその頃から「負けず嫌い」が少し勢い衰えていたのかも。
猿渡氏は「出来ないと思うとまずできない。出来ると錯覚するほど頑張ると錯覚が現実になったりする」と記しているが、今思うと「出来ない」と決めつけていただけで、やろうとしてなかったんだろうと思う。

余白

では徹底的に物事に立ち向かえと言ってるかというとそうではなく「リラックスしているときにアイデアは生まれる」と猿渡氏は記している。
立ち止まって夜空を眺め、星の位置で向かいたい方向を確認する事が必要だ。
確かに私も猪突猛進で進んでいると目的と手段がいつの間にか入れ替わっていたりする経験は往々にしてある。
どうして余白がないとそうなるのか・・・そこは
緩急が大事なのは会社を興しても、例えば人間関係においても大切なことなのだと改めて感じるところだ。

目的意識・自分事化

「何故、そうなるのか?を自分が咀嚼できるところまでやる。そうすると、そもそも前提はそれでいいのか?という前提自体を疑う力がつく。目的意識を持つこと。」
私がこの本で一番響いた部分だ。難題に立ち向かうときは、つい超えられない壁のように感じるが、小さな壁をたくさん超えると思うとなんだかできそうな気がしてくる。
「咀嚼」・・・簡単に言うが実際行動するのは簡単ではない。
けどここにこだわる姿勢は大切。
猿渡氏は「因数分解力」という表現をされているが、まさに「咀嚼」も運動なのだと考えた。慣れとコツを得るには、習慣化し、続けることが大切。
仕事でのハードルも、自分の中の目標も、小さくかみ砕けばそんなに大きな壁にはならないはずだ。
それをやりきると新しい世界が見えるのかもしれない。

1位は誰にでも取れる。

自分に必要なことを習慣化して徹底的に身につけることは、気持ちと根性?があれば誰にでもできる。やりきろう!と思うことがまず大切。

■学ぶ習慣👉インプット×地頭力=アウトプットの質。
思考回数の型を知らないひらめきは、ただのヤマ勘で再現性がない。型を身につけ、越えたひらめきには次の成功を導く再現性がある、とあった。自頭力を上げるために読書も必要だし、ひらめきを習慣化させ、身につけるためにはインプットアウトプットもとても大切だ。地頭が成長するとアウトプットの質もあがる。

時間の効率化
時間をお金で買う、やらないことを決める、同時にやる、アウトソースするなど、有限な時間の過ごし方を徹底的にこだわって考えることも、目いっぱい自分がやりきるには大切だ。


今となってはとても有名なアンカーという会社がどのようにして大きくなったかも垣間見えたし、「1位にこだわる必要性」をあまり重要視してなかった私にとって、泥臭くても「やりきる」ことの大切さを改めて学んだ本だった。
なんでもないその行動一つにも、バリューはありますか
成長するために急ぐことはなく、大切なことは必要なことをやり続けること。
習慣=目的×とても小さな反復。
書いてみれば誰にでもできそうだ。
この思考にこだわり、何事にも繊細に貪欲に、こだわっていきたい。


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