見出し画像

中古商品と僕~リユースな人生になったわけ~#4

ところで、たいして上手くも無いが、私は格ゲーが好きだ。ゲーセンのスト2が最初だったと思うけど、同じぐらいに餓狼伝説2が流行りだして、SNKの格ゲーも結構やっていた。
お店にもよるが、ネオジオは50円でゲームができたのがデカい。

餓狼2などはアンディの斬影拳ハメでビリーぐらいまでは進められた。また当時超必殺技が出始めた頃で、市場に出てからこなれた頃に友人が突如超裂破弾などを繰り出して、ぶったまげた記憶がある。

どちらかというとスト2系はスーファミでもできることが多かったのでゲーセンで遊ぶ格ゲーはネオジオが多かったような気がする。それこそいろいろなタイトルが出ていたので。

KOFが大ブーム

忘れもしないKOF94。
餓狼伝説を始め、人気キャラが3対3で闘うという斬新なゲームモデル。
3人分楽しめる。勝てば少し体力が回復するなど夢のようなゲームだった。
KOFは95が一番ゲーセンで遊んだ記憶がある。

ゲーム音楽が大好きだ。

新世界楽曲雑技団によるSNKの格ゲー曲はどれも魅力的な楽曲ばかりで
特にアレンジアルバムのクオリティが素晴らしく、私はKOF96のアレンジ版が大好きだ。「嵐のサキソフォン2」など名曲すぎる。よく勉強をしながら聴いたものだ。この曲はなんとサントラに楽譜が乗っていてあわよくば弾いてみたいなど思ったものだが、ギターのタブ譜は無く、ちんぷんかんぷんなまま今日に至る。サキソフォン吹いてみたいですね。リコーダーの運指と似てると聞いた気がするがリコーダーは苦手である。

ゲームのサントラ集めが趣味になる。

そう、ゲームをする時間には制限があるが音楽を聴く分には時間の制限が無い。

一番最初に買ってもらったゲームのサントラはドラクエVのブラス版。
ドラクエが一番最初の経験だと思うけれど、このきっかけからか音楽は歌ものよりもインストを好むようになった。
そこからT-SQUAREやベンチャーズを皮切りに、フュージョンやJAZZ好きへとなっていった。

オーディオにハマるきっかけもまたゲーム音楽だった。

小学5年生ぐらいの頃に、親から不要になったステレオのラジカセを譲り受けた。このラジカセの裏には赤と白に入力端子(RCA)がある。これは見覚えがあるぞ。ビデオやスーファミをテレビに繋ぐときのケーブルだ。

ものは試しにと、スーファミのケーブルの赤と白を指してみた。よくわからないがAUXを選択すると…音が出た!親からは余計なことをして壊すなよと言われたが明らかに音が良い。

それもそのはずだ。ゲームのステレオサウンドが初体験である。いや正確にはサガ2でイヤホンのステレオは体験してたかもしれない。
スピーカーでゲームの音をステレオで聴いたのはこれが初めてだ。

音が良い。全然違う。
しっかりと低音と立体的な音。一体これはなんなんだ。と衝撃を受けた。
すっかすかのテレビのモノラルスピーカーとはわけが違う。こんなにすごい音でゲームを楽しんで良いのか?と背徳感を得たぐらいだ。

余談だが、この素晴らしい音を友人たちにも味わってもらいたい。と友人たちをたくさん集めてクリスマス会をうちの家でやったことがある(親にいろいろ準備してもらったのでやらせてもらったが正しい)そこでの余興で、当時流行っていたドラクエのカジノを再現しようと、カジノのマネごとをした。その時のBGMにこの音響を使った思い出がある。

まあ、そんなこんなで、ここから音響、オーディオ好き少年の道が始まるわけだが、何せ田舎で情報も無く、同じことに興味を持っている友人もいなかったので、なかなか苦労をした時代だった。

スーパー余談だが、こういうわけで、やたらと音響に興味があって、小学校の6年次にだけなれる放送委員がやりたかった。が、全員が立候補するぐらい大人気で、あえなくじゃんけんで負けて落選。せめてオーディションや熱意を演説できればよかったのだが…。てかなんなん?その勢いで学級委員長や児童会選挙も立候補しろや。割と面倒事はやらされていて、やりたいことはなかなか回ってこない人生だったので、こういう人格が形成されたのかもしれない。

今となっては面倒なことでも立ち向かっていけるし、自分のやりたいことは自分で道をつくらないといけない。取りに行かねばならない。黙ってて向こうからやってくることはない。ということを学び身につけることができたと感謝している。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?