RICOH THETA S リコー シータ 360度カメラ 分解 方法 電池交換 した話 備忘録
RICOH THETA S リコー シータSを中古で購入した。
必要に迫られて360度カメラの本家リコーシータを購入することになった。なるべくコストは抑えたいので中古でヨシ!
某モールで1万4千円程度で売られていたのでポイント全額投入して購入。
しかし、届いた商品は、バッテリーが大幅に劣化していて、充電が非常にしにくい状態だった。できないのではなく、しにくいというところがミソ。これにより全然使えない状態ではないので、返品に出すべきか悩むレベルだったのでしばらく放置していた。最悪電源に繋ぎっぱなしで使うこともできるしな。なんて悠長に構えていた。
保証期間も切れたようなある日、完全に充電できなくなった。仕方ないこれは分解して電池交換をするしかない。と決意。
RICOH THETA S の電池は DB-110 が対応するバッテリー
どうも調べてみると、一般的なRICOHのデジカメなどでも使われるDB-110というバッテリーが中に入っているようで、そいつを入れ替えてやれば復活するようだ。
このDB-110 は OLYMPUS対応の LI-90B LI-92B と同等品のようで「RICOH THETA S バッテリー」などで検索すると情報が混在してしまい、このバッテリーと特定するのが少し難しい。
純正DB-110はクソ高い
やっぱり安心の純正だよね。なんて調べてみたが3,000円オーバーもするので途端に及び腰になる。
某密林に価格も安く「純正よりも大容量!」と宣うパチモンが売られていたのでそちらにあっさりと鞍替えする。
RICOH THETA S 分解方法
底面の化粧板?目隠しを剥がす
カメラネジ取り付け部の周囲が目隠しで覆われている。これは両面テープでくっついているので隙間からにじりにじりとゆっっくり剥がしてやる。
ネジが見えるのでそいつを外してあげると良い。
ちなみに分解する時の向きは、背面の文字が逆さまにと覚えると良い。つまり裏蓋的なイメージかな。
ネジを外す
よくわからないけど、全部のネジを外した。
ピックを使い外装、裏蓋?を剥がしていく
次に、ピックを使い隙間を作って2つに分解剥がしていく。これは全面ツメでひっかかっているスタイルなので少しずつ隙間にピックをはめながら滑らせていけばカンタンに剥離できる。
起点は先程露出したネジ部分から始めるとやりやすい。
冷却材?をやさしく剥がす。
メインボードの冷却用かゲルっぽいものが入った袋がバッテリーとテープでつながっているので、そろりそろりと剥がしてやる。もちろん再利用する。
古いバッテリーを本体から剥がす。
気持ち程度ではあるがこのバッテリーも両面テープで固定されているので、隙間からにじりにじりと剥離させてやる。両面テープを剥がすこつは横から。力任せにひっぱってはならない。
両面テープも再利用した。
互換バッテリーと入れ替え、接点ときちんと接触するように。
これが今回購入した互換バッテリーである。
なんか薄っぺらいし、容量もスペックダウンしてませんか…。
それでも接触させた状態でテストに電源をいれてみたら動いたので仕方なくこのまま作業を続ける。
パチモンバッテリーはゆるゆるなので両面テープでしっかり固定しよう。
元通りに戻したら完成!
変なパチモンバッテリーをいれてしまったが、きちんと動くし、ちゃんと充電されるようになった。バッテリー残量もMAXになった!というのはとても嬉しいものだ。特に最初がマイナススタートなので、喜びもひとしお。
例によって素人が破壊覚悟で行った作業なのでこれ以外のことはわかりませぬ。あとバッテリーは燃えるので取り扱いに注意。決死の覚悟。
でも、今回のバッテリーはかなりカンタンだったので、各社これぐらいの整備性だったら良いと思う。
後日談
作業後に某市場にて、もっと安くていい感じのバッテリーを発見。まじかー最初からこっちにしておけばよかった。
しかし、一昔前だったら純正はもとより、互換品なんてもってのほか。対応するバッテリーの入手なんて困難極まりなかったのが、今はネット通販の発展でポチッと手に入るようになったのは本当に幸せなことである。
もう寿命だねーと捨てるしかなかったもんな。良い時代になったと思うし、もっとエコでリサイクルな時代にしていかないとならんと思うよ。
もちろん新しい物が売れなくなるとか経済発展の鈍化とかそういう側面もあるけど、大量消費で捨てちゃうような今までの時代が異常過ぎた。
とは言うものの程よいバランスを取るには、お金がある人はどんどん新商品買ってもらって、不要になったらリサイクルショップに売ってくださいな。