不登校の海⑮ 会話と対話
2020年5月、新5年生になったばかりの長男が不登校になりました。noteでは長男が9ヶ月かけて学校に復帰するまでの記録を公開しています。
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会話と対話
「会話と対話」について、私自身はそれぞれに違う定義づけをしています。
会話は、お互いが向き合ってなくても成立するもの。
テレビ見ながらでも会話ってできると思います。
それが悪いわけじゃないし、そういう会話ができる関係って言うのも大事だと思ってます。
それに対して「対話」は、お互いが向き合って初めて成立するものだと思ってます。
相手の気持ちを100%理解するなんてことは、たとえ親子でも無理です。
でも、だからこそ、相手を理解しようとする努力が必要なのだと思います。
「対話」は、相手を理解しようという努力と共にあるコミュニケーションだと私は考えています。
物理的に向き合って言葉を交わすこと、言葉だけでなく表情やしぐさのすべてに注意を払うこと。
また、たとえ言葉にできなくても、相手を理解しようとする気持ちさえあれば、対話は成立のだと思うようになりました。
私は長男が不登校になるまでずっと対話をしていなかったし、未だにできてないこともよくあります(相手が夫だと特に!)。
だけど、気持ちがすれ違ったり、相手がイライラすると「対話ができてなかったサイン」だと気付くようになりました。
「不登校があったからこそ気付けるようになったこと」の一つです。
今日は短いですがここまでです。
次は、長男が不登校になって以来初めて自分の足で外に家を出た日について。