不登校の海⑦ 不登校カウンセリング
2020年5月、新5年生になったばかりの長男が不登校になりました。noteでは長男が9ヶ月かけて学校に復帰するまでの記録を公開しています。
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意外と根深いのかもしれない
6月になっても毎朝布団から出てこられない長男を見て、さすがに私も危機感を覚えるようになりました。
「ここまで来るともう、このままの状態を続けたところで学校に行けるようにはならないだろうな…」
ちょうどそのころ、教育系のお仕事をされている方とお話する機会がありました。不登校児のケアについても深く携わっていらっしゃる方です。
その方に長男のことを話したところ「佐竹さん、長男君のその状況は意外と根深いかもしれません」と言われたのです。
ショックではあったものの、その言葉がきっかけでわたしは向き合う覚悟ができました。
いままでずっと「良い子」だった長男が、「何か言えないことを言えずにいるんじゃないか?」ということに、ようやく気付き始めたころでもありましたから。
私は、すぐにパソコンに向かって検索窓に打ち込みました。
「(地域名) 不登校」
そうして一番上に上がってきた「不登校専門カウンセリング」というページをクリックしてみると、メニューの中に「不登校の傾向別タイプ」とあります。
気になって読んでみると、「心身症傾向」というところにまさに長男の特徴とかなり近い傾向が書かれていました。
こ、これは…長男そのものでは!?
「家庭では落ちついている子が多く、事の重大さに気づきにくい落ち着いていて事の重大さに気づきにくい」というところも、まさにです。
「にこにこしている・穏やか」というのは再登校に向けての安心材料ではないのです。」という一文が心に突き刺さりました。
すぐにメールで体験の予約を入れ、翌日の月曜日にカウンセリングを受けることになりました。
「カウンセリング」なんて受けるのは初めてだけど、「とにかくまずはこの先生の話を聞いてみよう」と思いました。もし合わなければ、それからまた別の先生を探せばいいんだから。
普段、大事なこともギリギリまで先延ばしにしがちな私ですが、こういう時だけは我ながら迅速に行動できるもんだなと思います。
しかし不登校カウンセリングの当日、カウンセラーさんから言われた言葉に大きなショックを受けることになるとは、この時は思いもしていませんでした。
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