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不登校の海㊻ カウンセラーさんに聞けなかったこと

2020年5月、新5年生になったばかりの長男が不登校になりました。noteでは長男が9ヶ月かけて学校に復帰するまでの記録を公開しています。

「はじめに」はこちら★


カウンセラーさんに聞けなかった一言

長男が不登校になって一番不安だったのは、先の見通しが推測できないことでした。

不登校の子に寄り添うなんて人生でそうそう経験するものじゃない。
子どもも親も、不登校初心者です。

目の前にいる「学校に行けないわが子」が、一体どういう経緯をたどれば登校できるようになるのか?全くイメージが湧かないのです。

だから、はじめてカウンセリングに行ったときも、カウンセラーさんに聞きたくても怖くて聞けなかった一言があります。

「先生、うちの子は学校に行けるようになるでしょうか?」

学校に行けるようになるかどうか?なんて、「本人次第だよね」「聞いてどうなるものでも無いよね」と思いつつ、本当は誰かに言って欲しかったんです。

「お母さん大丈夫、行けるようになりますよ!」って。

だけどもし「それはわかりません。」て言われちゃったら落ち込むだろうなぁ、と思って結局聞けませんでした。

だから、カウンセリングに行った初日に心身症タイプの不登校児が登校できるようになる「典型的な流れ」を聞けただけで、とても安心できたことを覚えています。

「ネガティブな感情を表に出せるようになる→少しずつ学校に行く→帰って来てからもネガティブな気持ちを吐き出す。このサイクルで完全登校に向かいますよ」というお話でした。

解決方法がある。

解決事例がある。

「知らなかった」から不安しか無かったけれど、「知る」だけでとても前向きな気持ちになれました。

だから、もし今不登校で悩んでいる方がいたら、一個人の立場ではありますがこう伝えたいです。

不登校を解決する方法は、あります。


「登校への不安」が原因での不登校から学校に行けるようになった事例は、いくらでも存在します。
ご本人が望むなら、いつかきっと学校に行けるようになります!!

そしてもし、ご本人が学校に行くことを望まなかったとしても、大丈夫です!!

と、今の私は断言します。

選択肢はいくらでもあるし、なにより自分が「大丈夫」と思ってたら大丈夫なんです。
本当に。

まだ見ぬ未来を心配しながら過ごすよりも、今日1日を笑顔で。
私はそう考えて過ごしています。


不登校その後




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