不登校の海㉜ ハリーポッターとの出会い
2020年5月、新5年生になったばかりの長男が不登校になりました。noteでは長男が9ヶ月かけて学校に復帰するまでの記録を公開しています。
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ハリーポッターとの出会い
算数の授業にも出られるようになり、毎日2時間程度学校で過ごす日々が続きました。
登校でエネルギーを使う分、家に帰ってからは大好きなお笑番組の録画を見たり漫画を読んだりしてのんびり過ごしていました。
そしてこの頃、長男はハリーポッターに出会ったのです。
たまたまテレビの金曜ロードショーで「ハリーポッターと賢者の石」を見て、長男はその世界感が大好きになりました。
多くの方がご存知とは思いますが、親戚の家で疎まれながらも生活していたハリーが、11歳の誕生日に魔法学校に入学してヒーローになっていく物語です。
タイミングよくwowowでハリーポッターシリーズの放映があり、ほとんど全作品を観ることができました。
毎日午後からは何もすることが無く、時間だけはたくさんあったのです。
もともと好きだったスターウォーズシリーズとハリーポッターシリーズを、長男は家で何度も繰り返し見ていました。
宇宙戦争や魔法学校、空想の世界の物語は、不登校という重めの現実に向き合っている長男の気持ちを癒してくれたのかもしれません。
そしてこのハリーポッターとの出会いが、登校というゴールを目指すうえで思わぬ助けになってくれるとは、この時はまだ気が付いていませんでした。