育ってきた環境が違うから
彼と電話で話してると、
たいてい彼のテンションが低いし、
元気がなさそうに思えて心配になることが多い。
でも、先週、ほんま今さらなんやけど
そうか!って思う出来事があった。
それは、友人がXでリツイートしていたこの記事。
もちろん体感レベルの話やし、
これが真理とは思ってないけど一理はあると思う。
日照時間の短い北欧で、
特にフィンランドにパンクバンドが流行るとか
自然をモチーフにしたカラフルなテキスタイルが
好まれるとかにも通ずる話なんじゃないやろか。
今朝、彼に電話でこの話をした。
「電話でのMはテンション低くて心配になるけど
Xでこういう内容の記事を見て
ああそうか、って思った」
♪育ってきた環境が違うから~
っていうのはもちろん頭にあるんやけど
彼がテンション低いと思っているのは私だけで
彼にしてみれば、いつも「ふつう」だそうです。
でも、確かに転勤とかで太平洋側からくる人は、
冬になると曇天と寒さで「冬うつ」になるみたい、
って言ってた。
「冬うつ」って言葉があるくらいやから
一定の人数はいるんやろうね。
寒いし、雪かきは大変やし
そんな元気にしてられんやろ、
って言うのが彼の言い分。
たしかにそうよね。
私も元配偶者の転勤で、2年ほど日本海側に
住んだことがある。
そのときは、冬はもちろん曇りが多いし、
雪は多いしで雪かきが大変やった。
2年のうちの1年は妊婦やったにもかかわらず
坂の上にある社宅住まいやったので、
通勤や登校時間前の早朝から
皆が通る敷地内の通路の雪かき作業も必要で
それがかなりの広範囲で、つらかった。
夏も天気が変わりやすく、
今日は晴れてると思って布団を干して
ちょっとのつもりで出かけても
雨が突然降って、なんてこともあった。
だから、あれはあれで良い経験やったけど
2年で関西に戻ってこられてホッとした。
ずっとそこに住んでる人にしてみたら
当たり前のことでも、
寒さとか雪とかってかなりの負荷になることで
そういうのがない地域に比べると
生活もその分上乗せされて厳しいはず。
ほんとお疲れ様です。
先週もそうやったけど、
彼は今、少し仕事に余裕ができて
私と話す時間を作ってくれているので
(と言っても、今日は12分
いちおう私も「まだ大丈夫?」と確認はする笑)
彼の体調確認とか仕事の話以外の会話も
できるようになったのがうれしい。
それこそ生まれ育った地域性なのかもしれんけど
話していて、笑うところがない、
って関西人の私にしてみたら大丈夫?ってなるし
落ちのない話は、
文字通り落ち着かない気分になってしまう。
でも、彼にとってはなんてことはないらしい。
逆に、関西以外の人が関西に来ると、
会話のなかに「で、落ちは?」って言われることに
戸惑う、みたいなのはテレビで見たことがある。
ただひたすら思ったことを
垂れ流しているだけの会話も
気にならない人は気にならんのかもしれんけど、
私は、落ちというか、結論がないと
「……で?」
って聞きたくなってしまう。
相手の話に対しても、いくらつまらなくても
どっか引っかかりを見つけて
なんらかのコメントを返さないとと思っている。
でもそれを必要としない人もいる、
ってことは心にとめておかないといけんな。
特に彼に対しては、毎週電話をしてくれることに
感謝はしているし愛情も感じている。
自分の価値観だけで、相手の気持ちを
推しはかることはできないんやぞ、
と今日も自分に言い聞かせる。