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三体読了

『三体』三部作をついに読了した。
読み始めたのが、GWやったので、
足掛け半年。

よく途中で挫折せんかったな。
一部の始まりが、文革時代のところからで、
三部の最後はかなり未来。
人間は、寿命の途中で人生を中断できて、
(概念としては、冬眠みたいなかんじ)
未来で眠りから覚めたら
過去の年齢からリスタートとなる設定なので
万年単位で生きることもできる近未来。

かなり長いスパンの時間の中で、
地球人と、地球外の生命体との闘いが
(でも結局は、地球人同士の闘いの面が濃い)
描かれてたけど、なんせ私はいまいち数字とか
物理的な状況の把握とかが苦手ゆえ、
肝心のところがよくわからんかった気がする。
だから、大傑作らしいんやけど
……もう一回読んだほうがいい?
ってくらい、なんやったんやろう
って感じ笑

もともとSFにほぼ興味なくて、
SFっていうジャンルの小説を読んだのも
初めてかもしれんってくらいで
とにかく読み切ったことだけがトピックで
特に感想もない笑

ところどころ面白かったんやけど、
どこ?って言われると、
今すぐ具体的に思い浮かばん。
って、なんも残ってないやんね。

ただ、どんなに技術が発達しても、
技術がすべてを解決できるわけでもなく、
結局生きるために大切なのは人間力で、
ちゃんと人間同士は愛情を感じながら
生きている、っていうのは
いいなあと思った。

で、あまりにも長い間、三体世界にいたので
久しぶりに軽いものが読みたくなったので、
ちょうど4巻も出たタイミングで
『女の園の星』を全部読み返した。

面白いのわかってて読んでるんやけど
やっぱり面白い。

和山やまって、日常の切り取り方のセンスが
すごいよね。

内容は、とある女子高校を舞台に、
そこに勤める星先生が主人公で、
同僚のちょっと熱血?小林先生、
なんで先生してるのか不思議な中村先生、
そして個性的な生徒たち、
さらにそのまわりにいる人々の生活を
淡々と描いている。

私はずっと共学で、女子校に行ったことないし、
女しかいない世界といえば
学生の頃のバイト先とか、大人になってから
派遣で働いてた職場とかでしか経験がない。
そこでは、まあまあおそろしい思いをしたから、
『女の園の星』に出てくるようなのは
寓話なのかゆーとぴあなのか、
って感じなんやけど
ゆるさのなかに、ぎゅっと胸をつかまれるような
エピソードがあって、にこにこしながらも
ほろっとするところもある。

星先生が熱を出して休んだときに
生徒たちが鶴ならぬユニコーンを折るエピソード、
私はこれがいちばん好き。
熱にうなされながら、インド人とダンスを踊って
なんやねんそれ、って思いながらも
生徒たちの星先生への愛が
じんわりとあたたかくて、すごく良い。

あと、小林先生の甥っ子ちゃんの話とか、
古森さんのお兄さんの眼鏡屋エピソードとか
あれもこれもおもしろい。

ところで、私はビジュアル的に、
星先生みたいな、めがねをかけて
わりとしゅっとした感じの男子が
とても好き。
白いシャツを着て、ちょっとうでまくりして、
で、おしゃれな腕時計がちらっと見えてて
板書するときにチョークを持つ指が美しくて
ボトムスはデニムじゃなくて、
チノパンはいてそうな雰囲気の人を好む。
星先生は、とくにイケメン設定ではないけど、
私も顔立ちうんぬんよりも
「知的で考えてることが読めない」人にあこがれを
もっている。

実際にいるかどうかはしらんけど。

マンガの主人公でいうと、『関根くんの恋』の
関根くんが私の最高峰。
関根くんは、イケメン設定やけどね。

三体の話はほぼ内容ゼロで
どんどんと話がそれちゃった笑





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